東京は、網の目のようにJR・地下鉄が張り巡らされた都市だ。
そのため、東京の街と街、あるいは駅と駅の移動には、これらのJR・地下鉄を上手に乗りこなすことが重要だ。
しかし、”東京通”(とうきょうつう)ともなると、JR・地下鉄を乗りこなすだけでは、すべての東京を知ったことにならないことを知っている。
なぜならば、東京は元々徳川幕府が開拓した江戸の街がベースにあり、その江戸の街は堀や運河で囲まれた街だったからだ。
つまり、こういった堀や運河の江戸を観てこそ、江戸・東京がわかるというものなのだ。
そこで江戸・東京の堀や運河を知る上でぜひ乗りこなしたいのが、遊覧船だ。
株式会社東京湾クルージングが運行する日本橋クルーズ、神田川クルーズがあり、平成30年10月15日現在、以下のクルーズ・プランが用意されている。
1.お江戸TOKYO 45分/60分/90分コース
2.日本橋クルーズ 45分コース
3.日本橋クルーズ 60分晴海コース/70分豊洲コース
4.神田川クルーズ 90分コース
5.[企画便]日本橋クルーズ 新旧市場巡り 80分コース
6.[企画便]日本橋クルーズ 東京2020大会施設はしご 90分コース
7.[企画便]日本橋クルーズ サンセット周遊クルーズ 80分コース
それぞれのクルーズ・プランを簡潔に説明してみる。
1.お江戸TOKYO 45分/60分/90分コース
日本橋の上流に行って、江戸城の石垣等を観ながら、江戸時代からの歴史について触れることができる。
また、日本橋川から出て、現代のTOKYOを間近で実感できる。
2.日本橋クルーズ 45分コース
短時間でクルージング体験をしたい人におすすめのクルーズ・プラン。
隅田大橋をくぐると、清洲橋とコラボした東京スカイツリーをおがめるロケーションに到達する。
インスタ映え確実のスポットなので、そこがシャッター・チャンスだ。
3.日本橋クルーズ 60分晴海コース/70分豊洲コース
東京の運河とTOKYOベイを巡るクルーズ・プランだ。
日本橋周辺の川にかかる代表的な橋をくぐり、もんじゃ焼きやタワーマンションで知られた月島と、晴海、TOKYOベイにまで周遊するクルーズ・プランだ。
普段めったにお目にかかれない橋の裏側や、徒歩やクルマで通り慣れた風景を川から観ることで新たな発見や、新鮮さが感じられよう。
4.神田川クルーズ 90分コース
日本橋や神田川を巡る小トリップのクルーズ・プランだ。
主要街道の出発点となった日本橋、湯島聖堂・ニコライ堂に挟まれた聖橋、レンガ風景を見渡せる万世橋等をくぐり、江戸城の石垣や、人力で開削した御茶ノ水渓谷、川から眺める秋葉原や浅草橋を巡る。
5.[企画便]日本橋クルーズ 新旧市場巡り 80分コース
江戸時代の魚河岸であった日本橋、先日移転してしまった築地市場の跡地、移転した豊洲市場を巡る、まさに江戸・東京の台所といわれた新旧の市場を巡るクルーズ・プランだ。
6.[企画便]日本橋クルーズ 東京2020大会施設はしご 90分コース
2020年の東京五輪大会の施設として使用される有明アリーナ、有明体操競技場建設予定地に隣接する東雲運河を通るクルーズ・プラン。
日々刻々と変化する建設中の東京を目の当たりにできるのは、今しかできない。
7.[企画便]日本橋クルーズ サンセット周遊クルーズ 80分コース
日の入りの瞬間に現れる幻想的景色と、帰途にライトアップした隅田川を堪能できる優雅なクルーズ・プランだ。
まとめ
一部のクルーズ・プランに含まれる江戸時代の石垣観賞は、何が良いのかというと、江戸城築城の時代にまで遡れることだ。
「天下普請」の名の下、徳川将軍は全国の大名に分担させて江戸城を造らせ、石垣には各大名家の家紋が刻印されている。
それをクルーズ船から間近で観ることができるのは、かなりレアな体験だ。
また、2020年の東京五輪に合わせ、建設真っ只中の施設を観ることができるクルーズ・プランもあり、まさに江戸から東京、もしくはTOKYOまでをも、クルージングを通じて感じることができ、JRや地下鉄では絶対にあり得ない観光となる。
”東京通”(とうきょうつう)になりたければ、日本橋クルーズ、神田川クルーズを体験しよう。
■日本橋クルーズR|神田川クルーズR|(株)東京湾クルージング
http://ss3.jp/nihonbashi-cruise/