昨今のパワースポット巡りや御朱印の影響で、寺院や神社を訪ねるのがちょっとしたブームだ。
その結果、以前よりも寺院・神社への参拝客が増え、昔からの寺院マニアや神社マニアからすると、混みだしてイヤだなぁ、と思われている人たちもそれなりにいることかと。
そんな現状に嘆いている寺院マニア、神社マニアにうってつけの本がある。
その本が『絶壁建築めぐり』だ。
急峻な崖や山の斜面にへばりつくように建てられた、世界ではあまり類を見ない日本独自の寺社建築を「懸(かけ)造り」、「懸崖(けんがい)造り」、もしくは「崖(がけ)造り」といい、「京都の清水寺」や「鳥取の三佛寺の投入堂」等が有名なのだが、そうした懸造りの寺社だけを取り上げた1冊なのだ。
著者は、日本全国にある懸造りの建築物を10年間で約170ヶ所訪ね歩かれ、「日本の懸造り」というWEBサイトを運営している飯沼義弥さん。
『絶壁建築めぐり』には、その約170ヶ所の中から厳選した100ヶ所を紹介している。
たどり着くのが困難な懸造りの寺社ばかりだから、寺院マニアや神社マニアのみならず、秘境好き、建築好き、トレッキング&ハイキング好きにもオススメだ。
自力で同じテーマの寺院・神社を探すとなると、膨大な手間や時間がかかるが、この『絶壁建築めぐり』さえあれば、効率的だ。
全て現地取材に基づいて書き下ろされた寺社ガイドなので、アクセス情報もしっかり掲載され、重宝すること間違いなし。
【日本のお寺・神社 絶壁建築めぐり】
・単行本(ソフトカバー):160ページ
・出版社:ジービー (2019/6/22)
・言語:日本語
・ISBN-10:4906993729
・ISBN-13:978-4906993727
・発売日:2019/6/22
■日本のお寺・神社 絶壁建築めぐり
https://bre.is/bWnQbktT