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[場所別]いざという時のための地震対策【連載:アキラの着目】

昨日6月18日7時58分頃に大阪府北部を震源とする地震(最大震度6弱)の発生により、やはり日本は地震が身近な国なのだということをあらためて思い知らされた。

我々が地震を制御することは不可能なので、日本で住んでいればそれなりに地震に遭遇することは避けられない。

地震大国・日本

そうした状況下で、我が身の安全を確保するためには、地震に対しての心構えや準備、適切な対処行動が必要になってくる。

今回は、地震発生時において良いと思われる地震対策をいくつか取り上げる。

オフィス街・繁華街で地震に遭遇したら…

オフィス街・繁華街で地震に遭遇したら、いきなりビルから飛び出さないことだ。

耐久性が著しく劣る古いビルで、もう今にも崩壊しかねない緊迫した状況ならば、ビルの倒壊からの身の安全を確保するため、致し方なくビルから飛び出すのは止む得ない。

しかし、一般的には地震のさなかにいきなりビルから飛び出すと、オフィスビルや雑居ビル等の窓ガラスが割れ、落下したり、ビルの外壁やタイル、看板等も剥がれ落ちることもあるため、状況を確認しながら頭部を保護しつつ、避難すべきだ。

オフィス街

地下街で地震に遭遇したら…

次に地下街で地震に遭遇した場合。

地下街が停電になっても、非常用照明が点くまではむやみに動かないことだ。

通常、地下街は60m毎に非常口が設置されており、よほどの大損壊や火災が起こらない限り、屋外に脱出することは難しくない。

しかし、地下街にいる人たちがパニック状態に陥り、我先にと非常口に殺到する危険もあるため、落ち着いて脱出すること。

また、壁伝いに歩行し、避難することが推奨されている。

地下街

地下鉄乗車中に地震に遭遇したら…

座席に座っている場合は、低い姿勢で頭部を鞄等で保護し、立っている場合は手すりやつり革をしっかり握り、転倒しないようにすること。

仮に地下鉄線路・駅が停電になったとしても、非常灯が1時間程度点くので、落ち着くこと。

一般的に地下鉄線路脇に高圧電線が設置されており、勝手な線路への飛び降りは大変危険なので、地下鉄乗務員の指示に従うことだ。

地下鉄線路

まとめ

かなりの揺れを伴う地震の場合、平常心を保てずにパニックになってしまい、前述したような非常口への殺到が想定される。

建物の崩壊、ガラス・壁・看板等の落下も十分に注意せねばならないが、人混みの殺到による将棋倒し等に対しても十分な注意が必要だ。

とにかくまずは落ち着いて、平常心を保つことが、冷静な判断や行動をもたらすことに繋がるだろう。

■消防庁 地震防災マニュアル
http://www.fdma.go.jp/bousai_manual/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099