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モダン・レトロな歴史散歩ができる街・小樽(北海道小樽市)~後編【連載:アキラの着目】

昨日に引き続き、本日のニッポンニュースも北海道の観光スポット・小樽を取り上げる。

まずは昨日のおさらいから。

小樽駅に着き、改札を出ると、今の時期は雪だるまがお出迎え(昨日の動画で撮影した場所とは正反対側)。

小樽駅構内でお出迎えの雪だるま
小樽駅構内でお出迎えの雪だるま

小樽駅から外に出れば、東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎が望める。

東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎
東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎

小樽駅前ロータリーをそのまままっすぐに北北東に進み、最初の交差点を渡ると、小樽の観光案内図が現れるので、これをスマホで撮影し、地図として活用するのもありだろう。

小樽の観光案内図
小樽の観光案内図

そのまままっすぐに緩やかな坂を下ると、右手に「おたる都通り商店街」のアーケード入口に達する。

「おたる都通り商店街」のアーケード
「おたる都通り商店街」のアーケード

というところまでが、昨日の動画による小樽だった。

ではその続きを。

またひたすら駅前からまっすぐに延びる通りを進むと、右手に「ぱんじゅう」の文字が鮮烈に飛び込んでくる店が出現。

「ぱんじゅう」屋さん
「ぱんじゅう」屋さん

「ぱんじゅう」については昨日のニッポンニュースで説明した通りで、まんじゅうの名称にかけた、今川焼きのような鉄板で焼かれ、餡が詰まった菓子だ。

小樽市内には多くの「ぱんじゅう」屋さんがあるが、運河に行く道中にある「ぱんじゅう」屋さんはここになるかと。

引き続き駅前から運河へと延びる通りを進むと、線路が出現。

そう、この線路は旧手宮線の廃線跡なのだ。

筆者が訪れた時は、若い女性3人が線路に寝転んだり、座ったりして、かつての単線鉄道に思いを馳せていたのだった。

旧手宮線廃線跡で戯れる若い女性観光客たち
旧手宮線廃線跡で戯れる若い女性観光客たち

さらに直進すると、今度は左手に旧安田銀行小樽支店のモダンなビルが登場。

モダンなビルの旧安田銀行小樽支店
モダンなビルの旧安田銀行小樽支店

平成30年の現在でも、モダンなビルは健在だ。

すぐそばの交差点を右折すると、現在は建設会社の事務所になっている、これまたモダンなビルが現れる。

現在建設会社事務所になっているモダンなビル
現在建設会社事務所になっているモダンなビル

その同じ並びには、小樽硝子屋本舗さんの蔵造り、そしてその南隣に総合食品卸問屋の後藤商店の和建築が建ち、モダンなビルから一転、日本古来の建物を観ることができる。

小樽硝子屋本舗さんの蔵造り
小樽硝子屋本舗さんの蔵造り
和建築の総合食品卸問屋・後藤商店
和建築の総合食品卸問屋・後藤商店

とりあえず運河を目指すから、また交差点まで引き返し、駅前から続く通りを直進すると、誰も迷うことなく小樽の運河に到着する。

ただ運河脇の遊歩道を散策して運河を観るのも良いが、遊覧船に乗って川面から運河を観ることもできる。

遊覧船もある小樽運河
遊覧船もある小樽運河

運河脇の遊歩道にはレトロな街灯もあり、煉瓦倉庫と運河と街灯の3つが、それぞれ持ち味の異なるレトロな役割を分担し、訪れる者を昭和にタイムスリップしたかのように思わせてくれる。

運河脇の遊歩道にあるレトロな街灯
運河脇の遊歩道にあるレトロな街灯

南側の橋に行くと、小樽運河で最も有名な定番ポイントに到着。

それゆえに、写真撮影をする外国人観光客でかなりごった返す。

写真撮影の外国人観光客でごった返す小樽運河定番スポット
写真撮影の外国人観光客でごった返す小樽運河定番スポット

ネクタイを締めて運河を撮影しているのは、筆者を含めたFJ時事新聞のスタッフだけだった。

当たり前のことながら、外国人観光客は皆、ネクタイなど堅っ苦しい格好は誰1人していなかった。

小樽運河定番スポット
小樽運河定番スポット

そんなことはさておき、小樽の街を紹介し続ける。

今度は”北のウォール街”と呼ばれる通りを上ってゆくと、坂の左手に旧日本銀行小樽支店のモダンなビルが。

一際大きいモダンなビルの旧日本銀行小樽支店
一際大きいモダンなビルの旧日本銀行小樽支店

さすが旧日本銀行というだけあって、このモダンなビルは、これまで小樽で観てきたビルよりも遥かに大きい。

紅葉の季節ということで木々の葉も紅に近づきある装いだ。

坂を登り続けると、左手に北海道タオルの店舗が出現。

西隣に蔵を引き連れている店舗だ。

蔵もある北海道タオル店舗
蔵もある北海道タオル店舗

さらに坂を登り、サンモール一番街に達したら、ここを右折。

しばらく歩くと、左手に大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVEを観ることができる。

大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVE
大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVE

これらを通り過ぎ、先程の駅前から運河へと延びる中央通を横断し、現れてくるのが、中央市場のエリアだ。

ここで左折し、西方面へと舵を切り、緩やかな坂を登ってゆくと…。

ほら、出た、クリーム色で好印象のはずが、外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場の建物だ。

外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場
外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場

これはモダンとはいえないが、レトロの範疇ではあるかと。

このあとさらに緩やかな坂を登れば、駅前の通りに出て、三角市場にも近いし、そのまま小樽駅に戻ってもいい。

最後に、観てきておわかりのように、小樽は微妙な坂が存在する。

駅側が高く、運河に行くほど低くなるという高低差のある地形だ。

このくらいの坂だと、これからの季節では体力を消耗しないが、夏場は発汗による体力消耗があるだろうから、水分補給しながらの坂の上り下りになろうかと。

定番観光スポットの小樽だけに、運河だけ観て終わりにしないよう十分にモダン・レトロな歴史を堪能しよう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

モダン・レトロな歴史散歩ができる街・小樽(北海道小樽市)~前編【連載:アキラの着目】

今回のニッポンニュースで取り上げるのは、今や訪日観光客がほぼ必ず訪れるといわれる北海道の小樽だ。

「砂浜の中の川」という意味のアイヌ語「オタ・オル・ナイ」に由来した小樽は、幕末から明治かけて街が形成された。

そのため、小樽の街のあちらこちらで煉瓦造りや石造りの洋風建築を目にすることができる。

また、商業が盛んな港町ということもあり、倉庫近くまで荷揚げができるようにと整備された運河も前述の洋風建築と並んで、小樽の最大の魅力となっており、モダン・レトロな街として安定した人気を誇っている。

このような異国情緒漂う洋風建築や運河以外にも近年小樽では、オルゴールやガラス工芸の街としても脚光を浴びており、観光地としては申し分ない。

では早速、動画と写真で小樽の街をWEB散歩してみよう!

動画は、小樽駅構内を撮影したもの。

クリスマスを1ヵ月半後に控えていることもあり、雪だるまがお迎えしていた。

天井近くの高い壁には、ガラス工芸の街だけに、ガラス製の傘がクリスタルできれいなランプが連なっていた。

鉄骨鉄筋コンクリート造り(RC造り)の小樽駅は、パッと見、どこか見覚えあるような懐かしさを感じる駅舎だ。

というのも、小樽駅舎は、両国駅(1929年建築)、上野駅(1932年建築)から続く一連の同形式の近代的駅舎に位置づけられており、それゆえに筆者のような東京近辺の人間にとっては「あれ、どこかで観たような」感を抱いてしまうのだ。

小樽駅を出て、まっすぐに北北東を歩き続けると、おたる都通り商店街の入口に達する。
小樽

訪れたのが午前中ということもあり、やや人影まばらなアーケードとして映っているが、西川ぱんじゅう店などの名店がある。

ちなみに「ぱんじゅう」とは、「まんじゅう」にかけた名称の、今川焼きから派生した焼き菓子、郷土菓子をいう。

たこ焼きよりも大き目な半球状の窪みがある鉄板に生地を流し込み、具材となる餡をいれ、焼き上げるものだ。

と、今回はここまでで、残りの後編は明日ということで。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099