モダン・レトロな歴史散歩ができる街・小樽(北海道小樽市)~前編【連載:アキラの着目】

今回のニッポンニュースで取り上げるのは、今や訪日観光客がほぼ必ず訪れるといわれる北海道の小樽だ。

「砂浜の中の川」という意味のアイヌ語「オタ・オル・ナイ」に由来した小樽は、幕末から明治かけて街が形成された。

そのため、小樽の街のあちらこちらで煉瓦造りや石造りの洋風建築を目にすることができる。

また、商業が盛んな港町ということもあり、倉庫近くまで荷揚げができるようにと整備された運河も前述の洋風建築と並んで、小樽の最大の魅力となっており、モダン・レトロな街として安定した人気を誇っている。

このような異国情緒漂う洋風建築や運河以外にも近年小樽では、オルゴールやガラス工芸の街としても脚光を浴びており、観光地としては申し分ない。

では早速、動画と写真で小樽の街をWEB散歩してみよう!

動画は、小樽駅構内を撮影したもの。

クリスマスを1ヵ月半後に控えていることもあり、雪だるまがお迎えしていた。

天井近くの高い壁には、ガラス工芸の街だけに、ガラス製の傘がクリスタルできれいなランプが連なっていた。

鉄骨鉄筋コンクリート造り(RC造り)の小樽駅は、パッと見、どこか見覚えあるような懐かしさを感じる駅舎だ。

というのも、小樽駅舎は、両国駅(1929年建築)、上野駅(1932年建築)から続く一連の同形式の近代的駅舎に位置づけられており、それゆえに筆者のような東京近辺の人間にとっては「あれ、どこかで観たような」感を抱いてしまうのだ。

小樽駅を出て、まっすぐに北北東を歩き続けると、おたる都通り商店街の入口に達する。
小樽

訪れたのが午前中ということもあり、やや人影まばらなアーケードとして映っているが、西川ぱんじゅう店などの名店がある。

ちなみに「ぱんじゅう」とは、「まんじゅう」にかけた名称の、今川焼きから派生した焼き菓子、郷土菓子をいう。

たこ焼きよりも大き目な半球状の窪みがある鉄板に生地を流し込み、具材となる餡をいれ、焼き上げるものだ。

と、今回はここまでで、残りの後編は明日ということで。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099