昨日に引き続き、北海道大学について取り上げる。
札幌駅西口から徒歩5分程度で北海道大学正門に。
正門を抜けると、すぐ左手にインフォメーションセンター「エルムの森」がある。
北海道大学のキャンパスについて不明なことがあれば、ここで訊くことができるし、併設されたカフェで時間を過ごすこともできる。
しかし、正門を抜けて早々、カフェで一息つくつもりはないだろうから、大抵の人は「エルムの森」とは真反対に位置する「北海道大学施設案内」を見る方が良いだろう。
筆者が訪れた時は、北大といえばこれ、というくらい有名なポプラ並木を見るのが目的だったので、「北海道大学施設案内」でしっかりとポプラ並木の位置を把握した。
10月下旬ということもあり、木々が黄色や赤に色づく季節で、歩みを進めると微かな紅葉を目にすることができる。
駐車場料金所に達すると、左手に昔ながらのレンガ造りの門と、横板組みで建てられた木造の守衛所が視界に入ってくる。
さらに歩みを進めると、土塁に見えてしまう軽い起伏の地形となる。
その土塁に見えてしまう凹凸の地形とは逆の右手には、細い瓢箪状の池があり、人工的に手が入れられた景色も楽しめる。
北海道大学キャンパス内の案内板には、全てクラーク博士のアイコンが表示されている。
それというのも、クラーク博士は北海道大学の前身・札幌農学校で教鞭を執っていたからだ。
その案内板を超え、少し歩くと出てくるのが札幌時計台チックな古河講堂だ。
東北帝国大学農科大学林学教室であった古河講堂は、1909年(明治42年)に建てられた木造2階の建物だ。
残念ながら、一般人および観光客は古河講堂への立ち入りを許可されておらず、入ることはできないので外観をキチッと堪能しよう。
先に進むと、やはり秋の装いを深めつつある、北東に走る通りが現れる。
その通りを従順に進むと、左手に出てきたのがこれまた木造建物だ。
樹齢数十年ではきかない老齢の大木越しに見る木造建物も、画像として残したいという欲求に駆られ、ボタンをクリックしたのが下の写真だ。
右手にカフェ、左手に生協のある十字路に出くわしたら、そこを左折し歩いてゆくと、木の半分が蔦草だろうか、半分をその蔦草で専有された樹を見ることができる。
ここまで来たら、ポプラ並木の場所まではもうすぐだ。
道に突き当たったら、そこを右折し、土を噛み締めて歩くと、もうそこはポプラ並木だ。
絵葉書でも見かけたあのポプラ並木の風景が目の前にある。
奥へと誘うパースペクティブな田舎道は、訪れた者をほっこりとさせる。
以上、駆け足で北海道大学のキャンパスを紹介してみた。
本格的にじっくりと観て周るとなると、2~3時間を要するかと。
長時間の散策ともなれば、お腹がすくのは当たり前。
そんな時は、キャンパス内に複数ある学食を利用することをおすすめする。
写真の学食は20時まで利用でき、メニューのどれもこれもが格安なのがありがたい。
札幌を訪れたら、北海道大学のキャンパスを迷わず散策しよう。