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「Port」を使ったHISオリジナルの新感覚ライブツアー【連載:アキラの着目】

昨今の日本では、子供達のなりたい職業ランキングの上位にユーチューバーが常にランクインしている。

スマホさえあれば、取りあえずは誰でも始められる敷居の低さや、専門学校でも「YouTube科」が設立されるなど、年々YouTubeに参入する新参者は増加の一途だ。

どこかに出かければ、自撮り棒にスマホを固定し、歩きながら観光スポットを動画に撮ることは当たり前の見慣れた光景となり、珍しくなくなった。

コロナ禍によりオンラインツアーも活況を呈しており、実際に現地を訪れなくとも、現地の人がリアルタイム等で撮った動画を自宅で観ることで、あたかもその観光地を訪れたかのような疑似体験を得ることができるようになった。

動画撮影やオンラインツアーの拡がりはIT技術の進歩を考えれば、至極当然のことなのだ。

前述したように、YouTubeなどの動画投稿サイトや動画配信サービスに新規参入者が増加すると、ある程度のところで市場飽和状態となるのは当然の成り行きだが、その次の展開として、より高い専門化や他社との差別化を要する状況となるのは間違いないし、すでにそうした動きが出ているのだ。

オンラインツアーでいうならば、さらに訪れた感を味わえるかどうか、その場にいるかのような気分にさせてくれるか、が勝負の鍵となっているのだ。

格安ツアーの先駆けであるHISは「Port」というアプリを使った、HISオリジナルの新感覚ライブツアーを開催しており、そこで明確に「動画配信サービスにはない没入感・臨場感を味わえる」と謳っている。

これは、具体的には何を言っているのかというと、現地にいなくて自宅等でオンラインツアーに参加している人、要するに動画を観ている人が、現地にいる人が持つカメラをアプリ「Port」を使って、好きな方向に操作したり、写真を撮ることができるということだ。

【HIS】最新テクノロジーportで行くオンライン体験旅行特集 から引用
【HIS】最新テクノロジーportで行くオンライン体験旅行特集 から引用

コントローラーでガイドカメラの向きを自由に動かし、気に入った場所で写真撮影でき、撮った写真はギャラリーに保存され、旅の思い出として保存することができる。

また、動画の画面上で気になったもの、もっと観たいものがあれば、ポインター機能で現地ガイドに伝えることもできる。

他の機能として、動画再生画面に地図を表示させることで、ガイドの位置情報を把握でき、気になる場所があればギャラリーに保存し、実際の旅行計画にも活用できる。

これまで発信側から比較的、一方通行だった動画発信が、動画を観る人すなわち受け手側も積極的にカメラの角度変更や写真撮影ができるようになったことは大きく、まさにインタラクティブな動画ジャンルになったといえよう。

 

■【HIS】最新テクノロジーportで行くオンライン体験旅行特集
https://www.his-j.com/oe/theme/about_onlineexperience/port.html

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099