創作漢字なるものをご存知だろうか?
創作漢字とは、その字面どおり既存の漢字にはない、新たに作り出された漢字をいう。
時代の空気感を読み取った、絶妙な意味の創作漢字や、一見して意味がわかる便利な創作漢字、また社会風刺をしている創作漢字もあったりで、見ていて全然飽きないのだ。
主に創作漢字は、毎年、産経新聞社「創作漢字コンテスト」事務局によって開催される「創作漢字コンテスト」がお披露目場所。
毎年、作品の募集は秋に締め切られ、年末に結果が発表されるのだが、過去9回の「創作漢字コンテスト」では、かなり秀逸な創作漢字がこれでもかと出現し、見る人を楽しませた。
以下に掲載したのはこれまでの創作漢字の中でも筆者が気に入っている創作漢字だ。
■音:オシツケ、訓:昇って天下り(あまくだり)
■音:ジョ、訓:チアガール
■音:セイ、訓:土星
■音:ウ、訓:ひさめ・しのつく、意味:どしゃぶり・大雨
■音:シ、訓:ティッシュ
■音:ツイッター、訓:つぶやく
■音:コ、訓:しにせ
■音:フク、訓:よみがえる
■音:ケン、訓:おうふくきっぷ
■音:ヨテイ、訓:よてい
■音:ハンガー、訓:はんがー・かける
■音:ウ、訓:やきいも
■音:セイ、訓:願い・流れ星
■音:ピッタリ、訓:噛み合う
■音:ビー、訓:びーきゅうぐるめ
いかがであろうか?
表意文字である漢字特有のわかりやすさが、創作漢字にも見てとれることかと。
特に「よてい」は「予定」を1文字にまとめた簡略さが素晴らしく、常用してもいいのでは。
このように、創作漢字は実用に耐えうるであろう便利さがありながら、さらに見た目のクールさも際立っている。
今年も第10回「創作漢字コンテスト」が開催されるであろうから、今のうちから創作漢字を考案しておこう。