今回取り上げるのは、くま川鉄道レールサイクル「くまチャリ」だ。

ニッポンニュースではこれまでにも同様のレールバイク、レールマウンテンバイクを取り上げてきた（2018年08月03日ニッポンニュース「自力で疾走！大館・小坂鉄道レールバイク（秋田県大館市）【連載：アキラの着目】」、2019年03月19日ニッポンニュース「レール上で移動しながら花見､レールマウンテンバイク（岐阜県飛騨市）【連載：アキラの着目】」）。

今回もなぜ同様のくま川鉄道レールサイクル「くまチャリ」を取り上げるのかといったら、九州初のレールサイクルだからだ。

現在運休しているレールの上を専用マウンテンバイクで走るという大自然のアクティビティ。

大抵、この手のレールバイクは少ない席数でカップル用だったり、お一人様用だったりするものだが、くま川鉄道レールサイクル「くまチャリ」には補助席もあり、お年寄りも含めた家族みんなで大自然の中のレールサイクルを楽しむことができる。

それに、現在運休中であっても、”現役のレール”上を走るため、これはかなりレアな体験だ。

全線復旧までの期間限定イベントである、くま川鉄道レールサイクル「くまチャリ」を体験できるめったにないチャンス。

今すぐくま川鉄道レールサイクル「くまチャリ」を体験せよ！

※くま川鉄道がある人吉球磨地方は雨期になると非常に多くの雨が予想されます。

当日現地での中止も十分に考えられますのでご理解の上ご予約をお願い致します。

小雨運行の場合、感染症防止対策のためカッパなどの貸し出しはございませんのでご持参いただきますようお願い致します。

【くま川鉄道レールサイクル くまチャリ　詳細】

・運行日時：令和3年5月1日（土）～令和4年3月27日（日）の土日祝日
　　　　　　※年末年始1/1と1/2除く（予定運行日数 108日）
　　　　　　1日6便（9時･10時･11時･13時･14時･15時）※12時は昼休憩
　　　　　　※各3台ずつの運行
　　　　　　※天候や災害等で予定日数が減少する場合あり
・運行コース：くま川鉄道沿線の相良村「十島菅原第一踏切」～相良藩願成寺駅手前「願成寺踏切」までの往復
　　　　　　　平均所要時間約30分
・受付場所：十島菅原第一踏切横、十島菅原神社近く（紺色テントが目印）
　　　　　　※開始予定時刻10分前までに受付手続きを済ませること
　　　　　　※開始時刻超過の来訪はキャンセル扱い
・駐車場：6台（受付前にあり）
・問合せ：くま川鉄道株式会社　レールサイクル担当
　　　　　〒868-0008 熊本県人吉市中青井町265番地
　　　　　8:30～17:00
　　　　　TEL 0966-23-5011、FAX 0966-23-3897
・予約：ネット予約のみ受付

■レールサイクル　ご乗車について – くま川鉄道株式会社 kumagawa-rail
https://www.kumagawa-rail.com/レールサイクル/

※情報は令和3年6月4日現在のもの

責任編集：拡輪 明-HS099

貴方は、レールバイクというものをご存知だろうか？

知らない人のために簡単に説明すると…。

レールバイクとは、廃止になった鉄道の線路の上を自転車のように漕いで走る乗り物をいうのだ。

元々は、保線用の「軌道自転車」をイベント等で使用したのがはじまりとされているようで、ヨーロッパをはじめ世界中にも類似したものがある。

小坂鉄道のレールバイクは、地域活性化を目的に製作された映画『ハナばあちゃん!!　～わたしのヤマのカミサマ～」（平成23年公開）の中で、地域資源の活用に取り組んだものとして登場した。

「ここには何もない」という地元の人々の自虐的な言葉に対し、「いやいや、レールバイクという立派な観光資源があるじゃないか！」と登場するのが、この小坂鉄道のレールバイクなのだ。

その後、社会実験実行委員会をNPO法人に再編し、年数回のイベント開催で活用された後、平成25年8月から現在の場所・区間にて常設運行を開始、現在に至っている。

近年においては、人気の体験観光スポットとして脚光を浴び始めている。

上の写真にもあるように、スリリングな鉄橋を自力で漕いで渡ったりできるので、さらに精神的に涼しくなること確実だ。

■レールバイク 秋田 | 大館・小坂鉄道レールバイク
http://railbike.jp/

責任編集：拡輪 明-HS099