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白飯・漬物・味噌汁・最中等食べ放題のお茶漬けバイキング【連載:アキラの着目】

お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用今回のニッポンニュースで取り上げるのは、白飯・漬物・味噌汁・お茶・最中がおかわり自由で食べ放題のお茶漬けバイキングだ。

こんな太っ腹なサービスを提供しているのが、清水寺、八坂神社、二年坂、三年坂といった観光スポットに徒歩10分以内で行けるという京都の阿古屋茶屋だ。

お茶漬けバイキングはランチタイムでのサービスで、かなりの混雑は覚悟した方が良いだろう。

店構えからして京風情が漂い、慣れていないと入りづらい感じ。

阿古屋茶屋入口 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
阿古屋茶屋入口 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

しかし、一旦店内に足を踏み入れてしまえば、そこにはめくるめく漬物オンパレードの世界が広がる。

阿古屋茶屋店内 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
阿古屋茶屋店内 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

お茶漬けバイキングの内容は以下の通り。

・お漬物(20種類)
・白ごはん、十六穀米、おかゆ
・みそ汁
・日本茶(ほうじ茶、せん茶)
・最中(粒餡、桜餡)

お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

以上、おかわり自由(時間制限無し)だ。

人気No.1長芋わさび(左)と人気No.2きゅうり(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
人気No.1長芋わさび(左)と人気No.2きゅうり(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
たくあん梅肉和え(左)となす(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
たくあん梅肉和え(左)となす(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ごぼう(左)と長芋ゆず(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ごぼう(左)と長芋ゆず(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
小松菜(左)とさつまいも(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
小松菜(左)とさつまいも(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
パプリカ(左)とエリンギ(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
パプリカ(左)とエリンギ(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ゆず大根(左)とたくあんしそ風味(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ゆず大根(左)とたくあんしそ風味(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
赤かぶら(左)とかぶらゆず風味(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
赤かぶら(左)とかぶらゆず風味(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ごま大根(左)と柴漬(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
ごま大根(左)と柴漬(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
壬生菜(左)と白菜(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
壬生菜(左)と白菜(右) お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

別に各個人が自分の好きなようにお茶漬けバイキングを楽しむので差し障りはないのだが、一応「京都流の楽しみ方」というものがあるので、ご紹介。

自分流の彩りで、取り皿に漬物を盛り付けたら、まず一膳目は”ごはんのお供”として、要するに盛り付けた漬物をおかずとして食べる。
<img src="http://fjnews.jp/wp-content/uploads/2019/03/s-32.jpg" alt="お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用" width="640" height="426" class="size-full wp-image-182987" /> お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

きつい塩味ではなく、あっさりした薄味なので、サラダ感覚で漬物を楽しむことができる。

二膳目は”お茶漬け”でサラサラと食べるのがおすすめとのことだ。

お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

野菜や穀物だけの摂取なので、ヘルシーな満腹感になるはずだ。

食後は、日本茶またはほうじ茶と最中でゆっくりと寛ぐと良い。

最中もおかわり自由で、皮に好きな分量だけ餡を詰めることができるセルフ方式を採用。

食後の最中 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用
食後の最中 お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分 HPから引用

”パリパリ食感”の最中皮と詰めた餡の対比が絶妙で、病みつきになること必至だ。

餡も定番の粒餡と”季節の餡”の2種があり。

・春:桜餡
・夏:桃餡 or 抹茶餡
・秋:栗餡
・冬:イチゴ餡

食い放題や●●バー、■■バイキングにありがちな「制限時間▲▲分」というのがなく、時間無制限なので、心ゆくまでお茶漬けバイキングを堪能できる。

とはいっても、後続の待機している人たちもいるだろうから、常識の範囲で時間を費やそう。

【阿古屋茶屋 詳細】

・所在地:〒605-0862京都市東山区清水3-343
・アクセス:清水道バス停より徒歩5分
・営業時間:11:00~17:00 年中無休(10:00受付記名開始・16:00受付終了)
・料金:1,450円(税込)小学三年生~ 700円、~4才 無料
※予約受付なし(来店順に約20組案内)
※満席時は待合席(20席)で待機
※超混雑時は16:00以前でも一旦受付終了の場合あり
※記名後の外出OKも、案内時に不在の場合、順番無効

■お茶漬けバイキング|阿古屋茶屋|清水寺から徒歩6分
http://www.kashogama.com/akoya

※料金・時間等は平成31年3月3日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

和・洋・中と幅広い料理に利用できるはなっこりー【連載:アキラの着目】

最近、注目を集めている野菜がある。

それは、はなっこりーだ。

はなっこりーの名前がブロッコリーに似ていることから、ブロッコリーを品種改良した野菜かなと推測したが、やはりブロッコリーと関係があった。

はなっこりーは、”母親”が中国野菜のサイシン、”父親”がブロッコリーで山口県農業試験場にて育成され、平成8年より栽培され始めた、比較的新種の野菜なのだ。

はなっこりー - Wikipediaから引用
はなっこりー – Wikipediaから引用

はなっこりーは茎が柔らかく、花蕾と一緒にサッと茹でると食べることができ、歯切れが良く、甘みがある。

豊富な食物繊維と、ホウレンソウ並のビタミンCを含むはなっこりーは、サラダをはじめ、和・洋・中と幅広い料理にも利用でき、野菜の苦手な子供にも好評だ。

はなっこりーの本場・山口県では、山口県のオリジナル品種の野菜として宣伝している。

その熱の入れようはかなりのもので、『はなっこりーの歌』(津山奈緒子氏・作詞、白木浩司氏作曲)なるものをリリースし、この曲は山口県のスーパーなどで聴くことができる。

JA全農やまぐちでは、このはなっこりーのレシピも紹介しており、”父親”のブロッコリーを凌ぐ日もそう遠くないかもしれない。

食べやすさとヘルシーさが今後ウケそうなはなっこりーを、頭の隅に入れておこう。

■はなっこりー – JA全農やまぐち
http://www.yc.zennoh.or.jp/hana/

■山口県オリジナル品種はなっこりーのレシピ
http://www.yc.zennoh.or.jp/recipe/hana.htm

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

良い寿司屋がいまだにササニシキを使う理由とは?【連載:アキラの着目】

モッチリ感や粘り気を追求してきた日本のコメ

現在、我々日本人が頻繁に食するコメの品種は、「コシヒカリ」や「あきたこまち」、または「ひとめぼれ」だったり、「ゆめぴりか」などが多いのではなかろうか。

これらのコメに共通するのは、モチモチした食感や、水分を含んだ粘り気のある粒であるかと。

白米

こうした特性は、タイ米に代表される、アジアに多く分布する、パサパサした食感のコメとは対極に位置する。

近代日本におけるコメの進化は、このようなパサパサ食感とは対極の、モッチリ感や粘り気をいかに上手に出せるかに懸けてきた歴史であるともいえよう。

栽培が難しく、モチモチ食感・粘り気が足りないがゆえに廃れたササニシキ

一方で、そうしたコメの進化・変遷において廃れてしまったコメの品種も存在する。

そのコメの品種とは、ササニシキだ。

かつてはコシヒカリと人気を二分する大人気品種であったササニシキは、ピーク時の1990年時点における作付け面積が207,438ha(ヘクタール)に達し、まさにコシヒカリに次ぐ第2位の作付け面積を誇っていたのだ。

しかし、それ以降は年々生産量が減少し、現在におけるササニシキの作付け面積は僅か0.4%にまで激減してしまった。

なぜコシヒカリと人気を二分する大人気品種であったササニシキは、ここまで廃れてしまったのだろうか?

棚田

それはササニシキ自体の持つ特性ゆえにある。

まず1番目として、ササニシキは茎が細く弱いため、暴風や台風等を受けると倒れやすいのが弱点として挙げられよう。

その上、いもち病への抵抗性に弱いことや冷害に弱いことで、栽培が一筋縄でいかず、生産量にロスが生じやすいこと、つまりは稲作農家の収入減少につながることも弱点として挙げられる。

稲

実際、1993年の冷害ではササニシキは甚大な被害を受け、この時をきっかけに冷害に強い品種の「ひとめぼれ」へ転換され、ササニシキの作付面積は大幅に減少していった。

これら以外のササニシキが廃れてしまった原因としては、冒頭で書いたようなモチモチした食感や、水分を含んだ粘り気のある粒を好むように消費者の嗜好が変化したことも挙げられる。

ここまでをまとめると、ササニシキは気候条件への適応力が他の品種に比べ弱いことや、モチモチ食感や粘り気の多いコメを消費者が望むようになったことが、ササニシキが廃れていった理由といえる。

少ない粘り気とあっさり食感で、寿司のシャリに最適なササニシキ

こうしたモチモチ食感や粘り気の多いコメに差を広げられてしまったササニシキだが、裏を返せば「コシヒカリ」や「あきたこまち」と比較すると、粘り気が少なく、あっさりとした食感で滑らかな喉ごしが良い品種のコメともいえる。

そのため、寿司酢を入れてかき混ぜても、コメがベタベタしないササニシキを好んで使う寿司職人も少数ながらいまだに存在し、店によっては「当店のシャリはササニシキ使用」を前面に押し出し、セールスポイントにしている寿司屋さんもあるくらいだ。

さらに、ササニシキはコシヒカリとは異なり、口の中でやわらかくほぐれる点が寿司のシャリに向いており、また、和食との相性が良いのだ。

ササニシキはヘルシーな品種のコメでもある

コシヒカリをはじめとする、強い粘り気のコメに比べ、ササニシキはアミロースという物質を多く含んでいるため、食後における血糖値の上昇が緩やかになるといわれている。

したがって、ササニシキは糖尿病リスクのある人や、アトピーの人に適しているのではないかといった可能性が広がるコメなのだ。

コメ、稲穂

最後に

かつての日本の、どこの家庭でも普通に食べられていたササニシキは、現在では生産量の激減でレア感が強まり、庶民には手の届かないコメになってしまった。

しかし、見方を変えれば、ササニシキの「第二の人生」がスタートしたようなところもあるかと。

大衆消費のコメから、寿司のシャリに最適なコメとして、近年では脚光を浴びているのだから。

廃れてしまったから、もう時代遅れなんだとか、ダメなんだ、という短絡的な決めつけをすることなく、その性質や本質をしっかりと見極めたうえで、あらためて適材適所に配置するような視点も重要だなと、ササニシキを通じて感じた次第だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099