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プロレス団体のノアとDDT、経営統合で新会社CyberFightに【連載:アキラの着目】

7月27日、渋谷のAbema TowersにてプロレスリングノアとDDTプロレスリングによる合同会見7月27日、渋谷のAbema TowersにてプロレスリングノアとDDTプロレスリングによる合同会見が行われた。

株式会社DDTプロレスリング、ノア・グローバルエンタテインメント株式会社、株式会社DDTフーズの3社が経営統合し、新たにプロレス事業会社として株式会社CyberFightが2020年9月1日付で設立される。

これにより所属&フリー定期参戦選手を含め、100人近い規模のプロレスカンパニーが誕生することになる。

株式会社CyberFightの社長は、ノア&DDTの社長である高木三四郎選手が、副社長には丸藤正道選手と彰人選手が就任することに、取締役にはCyberグループの山内隆裕氏と前ノア代表の武田有弘氏が就任することになった。

合同会見には、高木三四郎選手、丸藤正道選手、彰人選手以外にも武田有弘選手(ノア)、潮崎豪選手(ノア)、中嶋勝彦選手(ノア)、秋山準選手(DDT)、遠藤哲哉選手(DDT)、クリス・ブルックス選手(フリー)、大家健選手(ガンバレ☆プロレス)、坂崎ユカ選手(東京女子プロレス)が出席した。

プロレス団体のノアとDDTが今回経営統合する背景には、やはり新型コロナウイルスの影響がある。

2017年にDDT、2020年2月にはノアがサイバーエージェントグループ傘下となり、テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」での試合配信やブログ・SNSによる拡散を両社とも取り組んできたものの、新型コロナウイルス感染拡大によって興行の延期・中止や無観客試合の実施を強いられてきた。

そこで、株式会社CyberFightへの統合によって管理業務を一本化し、人材配置の最適化を図り、新時代のプロレス経営を展開しようということなのだ。

高木三四郎・DDT社長といえば、知る人ぞ知る、プロレス業界ではアイデアマンの経営者プロレスラーとしても有名だ。

現在のような人気を得る以前は弱小インディー団体だったDDT。

旗揚げした頃、プロレスラーと合鍵屋さんの「二足の草鞋」だった高木三四郎社長は、斬新な試合形式を取り入れたり、今ではメジャー団体・新日本プロレスでも活躍中の飯伏幸太選手を発掘したりで、みるみるうちに人気のプロレス団体に成長させた。

経営統合後も高木三四郎・DDT社長は、株式会社CyberFightの社長になるので、メジャープロレス団体・新日本プロレスの牙城をいかに崩すか見ものだ。

【株式会社CyberFight 会社概要】

・社名:株式会社CyberFight
・統合日:2020年9月1日
・所在地:東京都新宿区新宿二丁目1番2号
・役員:代表取締役社長 高木規(リングネーム:高木三四郎)
    取締役副社長 丸藤正道
    取締役副社長 西垣彰人(リングネーム:彰人)
    取締役 山内隆裕
    取締役 武田有弘
・事業内容:スポーツ等興行団

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

”ドラゴン”藤波辰爾、”千の顔を持つ男”ミル・マスカラスと夢のタッグ結成!【連載:アキラの着目】

「ドラゴン」の異名を持つ、プロレスラー・藤波辰爾選手(63)が今月10月27日に自身の主宰するプロレス団体「ドラディション」の後楽園ホール大会で”千の顔を持つ男”のキャッチフレーズを持つ仮面貴族ミル・マスカラスと夢のタッグを結成する。

ドラディション10.27後楽園ホール大会に出場するミル・マスカラス
ドラディション10.27後楽園ホール大会に出場するミル・マスカラス ドラディション公式ホームページより引用

後楽園ホール大会で藤波選手は、ミル・マスカラス、武藤敬司選手と夢のタッグを結成し、ザ・グレート・カブキ、新崎人生、KAZMASAKAMOTO組と対戦する予定。

ドラディションに出場する武藤敬司選手
ドラディション公式ホームページより引用

さらに、初代タイガーマスクも招聘し、一時代を築いたスーパー・レジェンド・プロレスラーもミル・マスカラスと同じリングに立つとのことだ。

日本プロレス時代に初来日したミル・マスカラスは、今年で75歳。

かつて試合の度にマスクを変えて登場したことで”千の顔を持つ男”と称され、また、華麗な空中殺法で昭和のプロレスファンを虜にしてきた。

そのマスカラスをタッグ・メンバーに組み込むことで、前述の昭和プロレスファンを再び魅了すること、また、今のプロレスファンにも往年のレジェンド・レスラーを知ってもらいたいこと、などが今回ミル・マスカラスを招聘した目的なのだとか。

「今のファンはマスカラスという名前は知っていると思うんだけど、実際にどんな選手だったのかイメージは薄いと思うんですよ。だからこそ、今、呼ぶことで昭和の時代と今をつなぐことを自分はやりたい。それが未来のプロレスにとって意義のあることだと思っています」

今年4月における自身のプロレスラー生活45周年を祝う大会では、かつて新日本プロレスで激闘を繰り広げたビッグバン・ベイダーを招聘し、オールド・プロレスファンを唸らせた。

40周年、45周年などの「●●周年」の大会後にレジェンド・レスラーたちがリング上で勢揃いし、記念撮影をするのも「ドラディション」の恒例行事となっている。

先の45周年大会では、藤波を囲む猪木、長州力、前田日明、木村健吾、ビッグバン・ベイダー、武藤敬司、越中詩郎らに向けて、夥しいフラッシュが焚かれた。

ドラディション
ドラディション公式ホームページより引用

今月末の大会に向けて語る藤波の目は、少年のようにキラキラと輝いていた。

■プロレスリング DRADITION(ドラディション)
http://www.muga-world.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099