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連載52年の『ゴルゴ13』、新型コロナで初の新作掲載見合わせ【連載:アキラの着目】

青年漫画誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中の人気劇画作品『ゴルゴ13』(さいとう・たかを)が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、「ビッグコミック」11号(5月25日号)より当面の間、新作の掲載を見合わせることとなった。

青年漫画誌「ビッグコミック」(小学館)公式HPから引用
青年漫画誌「ビッグコミック」(小学館)公式HPから引用

昭和43年(1968年)の連載開始から現在までの52年間で『ゴルゴ13』が新作掲載の見合わせをするのは初めて。

ただし、あくまでも新作掲載の見合わせであって、休載ではなく、3号連続で「病原体・レベル4」(1995年発表)を再掲載するとのことだ。

新作掲載見合わせの理由は、新型コロナウイルスの影響で、劇画制作を平常通りに継続することが困難であると判断したため。

“3密”である分業体制では、10名を超えるスタッフの感染リスク回避が難しく、苦渋の決断により新作掲載見合わせに至った。

【さいとうたかを氏コメント】

いつも『ゴルゴ13』をご愛読いただき、ありがとうございます。

連載開始から休載することなく描き続けられたのは、読者の皆様と、作画スタッフの存在あってのことだと思っております。

これからも『ゴルゴ13』を楽しみにしてくださる全ての方へ、作品をお届けし続けるために、やむ無く今回の決断をいたしました。

どうか、ご理解の程、よろしくお願い致します。

コロナに負けず、すでに第600話の準備に取りかかっております。皆様もくれぐれもお身体にお気をつけてください。

【ゴルゴ13】

寡黙な国籍不明のA級スナイパー、デューク東郷を主人公にした、さいとう・たかをさんの人気劇画作品で、昭和43年から小学館の青年漫画雑誌「ビッグコミック」で連載が継続中。

商業誌の連載作品としては最長を誇る『ゴルゴ13』は、単行本等の総発行部数が2億部を突破している。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099