平成という元号も残り1ヵ月半を切った2019年3月21日現在、相変わらず昭和レトロが密かなブーム。
昭和レトロと一言でいっても、文房具から玩具、家電製品など多種多様に渡る。
大抵の昭和レトロマニアは、こうした物を買い漁ったりしているのだが、一部のマニアは自分で”昭和な物”を造ってしまうから驚きだ。
中でもデコトラ(デコレーションされたトラック)を彷彿とさせるデコチャリが圧巻だ。
パッと見、自転車だと認識できないくらいデコっており、真っ昼間に見ても派手だが、夜間に見るとさらに電飾が綺羅びやかに輝き、何かの祭りに使われる山車なんじゃないかと疑ってしまうくらいだ。
トラックの運転免許を取得し、なおかつトラックそのものを所有していないとデコトラを造れないが、デコチャリは免許不要、その上どこの家庭でも身近にある自転車で造れるので、デコトラに比べはるかに製作のハードルが低いのが良い。
だからか、「全国デコチャリ青年団」のメンバーの方々は、結成当時は高校生だったようで、高校生の小遣いで買える備品でマイ・チャリをデコっていたのだった。
元は自転車なんだけど、完成したデコチャリを見ると、ハンドルからサドルにかけては、しっかり”エリア”が確保され、コクピットのような造りとなっている。
もはや自転車とは異なる別次元の乗り物を見ているかのようだ。
こんなマニアックなデコチャリなのだが、デコトラとは異なり、デコチャリは全国的な組織がなく、また”青春の1ページ”として造ったような側面もあり、多忙な社会人になるとデコチャリから「引退」する人もいたりで、大きなうねりにまで至っていないのが実情だ。
そのため、熱心なデコチャリ・マニアが音頭を取って、全国的な協会や連盟などを結成し、デコチャリの裾野を広げるキャンペーン等を展開しないと、将来的には廃れかねない。
”青春の1ページ”ではなく、”一生の宝物”としてデコチャリを愛する究極のスーパー・デコチャリ・マニアの出現を期待したい。
■全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ – Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/j652841snk