今回のニッポンニュースで取り上げるのは、鹿児島県鹿屋市にある神徳稲荷神社（じんとくいなりじんじゃ）だ。

鹿児島県鹿屋市というと、年配の方は「ああ、神風特攻隊が飛び立った基地のある所ね」と答えるのだろうが、今はそうした戦争とは真逆の、平和でややメルヘンチックな神社がある場所として認知されようとしている。

神徳稲荷神社の名前は初耳だという人が多いかと思われるが、それもそのはず、2018年3月にできたばかりの新しい神社なのだ。

なのに、なぜ最近徐々に話題に上がっているのかといったら、この神徳稲荷神社には京都の伏見稲荷神社を彷彿とさせる「千本鳥居」があるからだ。

伏見稲荷神社の千本鳥居で記念撮影しようものなら、他の見知らぬ観光客も必ずフレームに入ってきてしまい、あまりの混雑ぶりに辟易してしまうのだが、この神徳稲荷神社の千本鳥居ならば、その心配はご無用。

”自分だけの千本鳥居”にすることができ、撮影できるので、人気沸騰で混雑する前の今がまさにチャンスだ。

だが、神徳稲荷神社の特色はこれだけではない。

なんと、スケルトンの鳥居があるのだ。

お稲荷様を祀っているから、鳥居の両脇には狐さんが鎮座しているのは当たり前だが、そこにクリスタル・ガラス製のスケルトン鳥居が建っているのだから、古（いにしえ）と現在・近未来が同居しているようで、この神徳稲荷神社に来なければ決して観ることができない。

それもスケルトン鳥居は1つだけではなく、社務所前にもあるのだ。

新しい神社だからこそ、伝統やしきたりに縛られず、思い切ったクリエイティブなチャレンジができるのだろう。

SNS全盛の今だからこそ、インスタ映えする戦略を採ったのかもしれない。

九州・鹿児島に観光旅行するのであれば、ぜひ神徳稲荷神社も行くべき観光スポットに加えるべきだろう。

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【神徳稲荷神社（じんとくいなりじんじゃ）　詳細】

・所在地：〒893-0063 鹿児島県鹿屋市新栄町1771-4
・アクセス：鹿屋市役所から徒歩約15分（西へ約300m）
・営業時間：9:00～17:00(社務時間)
・電話番号：0994-36-0303
・駐車場：有（30台）