これから書くことは、あくまでも私個人が感じたり、思ったりする東京の様々な街や町についての感想だ。
街歩きの参考になるかどうかはわからないが、皆さんが実際に東京の街や町を検証するきっかけになればいいかなと。
1.渋谷
私が説明するまでもなく、皆さんご存知の渋谷だ。
今では渋谷駅前のスクランブル交差点が世界的に珍しがられたり、若い女の子から絶大な支持を集めている「マルキュー」(渋谷109)があったりで、とにかく10代・20代の若者が多い街だ。
かつて渋谷は大人の街であり、占領軍の米国男性にラブレターを渡したいという日本女性のニーズが多かったことから、ラブレターの代筆屋が大繁盛。
その代筆屋のあった路地が「恋文横丁」といい、今でもその路地名が残っている。
でも今ではすっかり前述の通り、若者、特に若い女の子の街になってしまった。
2.恵比寿
恵比寿は私からすると、特にこれといった名所やお目当ての店などがなく、「使いにくい街」なのだが、お洒落なブティックや隠れ家的な飲食店が多く、また代官山と隣接するエリアのため、20代~30代の女性が多いように見受けられる。
渋谷が若くてギャルギャルしてるのに比べ、恵比寿は美人が多いような印象だ。
3.新橋
私が1番好きな東京の街だ。
なぜ好きなのかというと、おもちゃ箱をひっくり返したような雑多感があり、見ていて飽きないからだ。
また、新宿歌舞伎町のような治安の悪さも感じられないし、サラリーマンが気軽に羽を伸ばして寛げるような居酒屋が多いのも良い。
裏の小路を歩くと、煮魚が美味しい飲み屋があったりするので、”探検”したい人にはたまらなく面白い街だ。
4.神田神保町
以前は毎月2回のペースで足を運んでいたくらい、この神田神保町も面白い街。
古書街の神田神保町は欲しい本が見つかりやすく、かつてドラマ『探偵物語』や映画『●●遊戯』シリーズで主演を務めた松田優作にハマっていた私は、松田優作関連本をこの神田神保町の古書店で一気に買い漁ったりしたものだ。
浮世絵や歴史書といった硬い分野の書物から、音楽専門誌やアイドル本などの芸能関連のバックナンバーも、神田神保町にある様々な書店で入手可能なので、本好き・収集好きの人は行ってみる価値ありの街だ。
5.麻布十番
この麻布十番の歴史は古く、今から300年以上も前から商店街の通りが存在しているのだとか。
昔ながらのパン屋さんや瀬戸物屋さんがあったりで、下町風情が漂う麻布十番商店街だが、実際に歩いてみると、山の手の雰囲気や異国情緒も感じられる。
周辺には各国の大使館や高級住宅街があるため、外国人家族が歩いていたり、お洒落な装いのマダムが歩いていたりするのが、その要因だ。
ミリオンセラーを記録した曲『およげ!たいやきくん』のモチーフとなったたいやき屋さんもあり、脱力して散歩できる街だ。
以上、私の独断と偏見で選んだ東京の5街だが、納得して頂いたであろうか?
今後も機会あれば、東京の様々な街を取り上げるつもりだ。