おじいさん世代が子供の頃に遊んでいたベーゴマ。
鋳型で造られた鉄製の独楽だ。
紐をベーゴマに括り付け、勢いよく回し、対戦相手のベーゴマを弾き飛ばして勝ちを競った。
そんなベーゴマの起源は平安時代にまで遡る。
京都の周辺で「バイ貝」の貝殻に砂や粘土を詰めたものを子供たちが独楽のように回して遊んだのが始まりなんだとか。
「バイ貝」の独楽だから「バイゴマ」となり、それが関東に伝わった際に訛って「ベーゴマ」になったと言われている。
昭和20年代~30年代後半がベーゴマの最盛期で、時代を追う毎にベーゴマを製造する鋳物工場も減少。
現在、鋳物の聖地・埼玉県川口市に日本で唯一残るベーゴマ工場は株式会社日三鋳造所だけとなっている。
株式会社日三鋳造所は、ベーゴマ文化を後世にも遺すべく様々な取り組みをしており、ベーゴマ教室やベーゴマ道場での試合を開催している。
ただし、コロナ禍の今、中止になっていることもあり、公式サイトで要確認だ。
ベーゴマは、やってみれば必ずエキサイトしてハマること間違いないようで、かつてベーゴマに夢中だった大人世代の人たちも未だに楽しんでいたりするほど。
貴方も知ったからにはベーゴマにチャレンジだ。
■ベーゴマの世界/株式会社日三鋳造所
http://www.beigoma.com/