刀職人が刀本来の魅力を損なわずに造った東京五輪グッズ「関の刃物懐剣刀(掛台付)」【連載:アキラの着目】

つい先日、東京五輪の関連商品を買い求める人が増え、東京2020オフィシャルショップ丸の内店ではレジ前に行列もできたり、公式グッズを扱うオンラインショップサイトには開会式の23日夜以降、アクセスが集中し利用しにくい状況になったというニュースが全国を駆け巡った。

現在は、東京五輪開催から1週間が経過したこともあり、オフィシャルショップに行列ができたりとか、オンラインショップサイトへのアクセス過多による利便性の低下、といったことはなくなったようだ。

行列やアクセスが減ったとは言っても、相変わらず魅力的な東京五輪限定の商品はあるわけで、今回のニッポンニュースが注目する東京五輪限定の商品は「関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】」だ。

関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】 東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用
関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】
東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用

商品名の冠に「関」が付いているが、この「関」は岐阜県関市のこと。

昔から刃物の産地として関は知られている町で、明治になり廃刀令が布告された後は、包丁や鋏などといった刀以外の刃物も製造するようになった。

「関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】」は、鎌倉時代から続く文化・伝統を継承した刃物技術で拵えられており、日本刀本来の魅力を損なわぬよう刀職人の手によって、忠実かつコンパクトなサイズで再現されている。

関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】 東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用
関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】
東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用

五輪という舞台は、スポーツの祭典であると同時に、様々な国々の良さを知る機会でもあるが、この「関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】」という刀から日本の歴史を感じとって頂きたいものだ。

なお、観賞用で造られているため、刃は付いていないので、あしからず。

関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】 東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用
関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】
東京2020オフィシャルオンラインショップ から引用

【関の刃物懐剣刀(掛台付)詳細】

・素材:刀身 亜鉛合金、鞘 朴の木 ウレタン塗装藍色、金具類 亜鉛合金
・サイズ:W47cm × H13.2cm × D8.5cm
・製造国:日本
※商品の色、質感等は実際の色と異なって見える場合あり、予め了承のこと
※伝統工芸品コレクション商品は、1品1品、職人の手仕事によって手間暇をかけて造られているため、手元に届く商品は伝統工芸品ならではの個体差があり、地域独特の風土と共にその個体差、つまり個性を楽しむこと
※観賞用のため、刃は付いていないものの、刀に触れる際は十分に注意すること
※刀身の手入れは、乾いた布で拭くこと
※この「関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】」は手作業で仕上げられているため、多少のキズがある場合あり、予め了承のこと

■関の刃物懐剣刀(掛台付)【岐阜県】 | 東京2020オフィシャルオンラインショップ
https://tokyo2020shop.jp/products/detail/3587

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099