中国地震局の報道によると、日本時間の8月8日(火)午後10時19分頃に中国・四川省九寨溝を震源とするM7.0の地震があり、地元政府は8月9日(水)早朝に今回の地震の死者は9人、負傷者は164人になったと明らかにした。
地元当局は救出作業を続けているが、今後も死傷者がさらに増える可能性がある。
重慶市にある日本総領事館によると、9日午前6時(日本時間同7時)の時点における日本人の被害情報は入っておらず、引き続き同総領事館が日本人の負傷者がいないか情報収集を急いでいる。
中国メディアのインタビューに応じた地元の軍幹部は今回の地震について「立っていられないような強い揺れを感じた。周辺の建物を確認したが、一部に被害が出ていた」と話した。
震源地の九寨溝は、日本人を含む外国人観光客が多く訪れる世界遺産の景勝地でもある。