RIZIN FIGHTING FEDERATION『RIZIN.18』
2019年8月18日(日)愛知・ドルフィンズアリーナ
▼第13試合 RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※肘あり
○朝倉海(トライフォース赤坂)
TKO 1R 1分8秒
×堀口恭司(アメリカン・トップチーム)
RINGSアウトサイダー上がりの格闘家・朝倉海(25=トライフォース赤坂)が、ベラトールとRIZINの二冠王・堀口恭司(28=アメリカン・トップチーム)を、まさかの初回1分8秒のTKOで下し、大金星を上げた。
SNS上では「お前じゃまだ早い」、「お前じゃ勝てない」という声が少なくなく、下馬評では堀口勝利を予想する格闘技ファンが多かったにもかかわらず、戦前は「勝てるチャンスもある」と豪語していた朝倉海。
この朝倉海の強気な発言の裏には、地元愛知での開催で「応援団の前で負けるわけにはいかない」という並々ならぬ決意と覚悟、そして兄・朝倉未来との二人三脚で作り上げた緻密な研究・分析がある。
それらに裏打ちされた朝倉海の戦いぶりは、これまでにKO負けしたことのない堀口をパニックに陥れた。
1R、飛び込んで右ストレートを出そうとした堀口を朝倉海の右ストレートがカウンターで炸裂、大きくぐらつき、腰を落とす堀口!
さらに朝倉海は頭が下がった堀口に右のアッパーを2連打!
なおも堀口をロープに詰める朝倉海は、左ヒザのテンカオをヒット!
堀口は手を着きながらもなんとかダウンをこらえるものの、容赦なく連続で繰り出される朝倉海の右フックには後退一方。
最後はダメージで中腰になった堀口へ朝倉海がとどめの打ち下ろすような右ストレート!
脱力した堀口へ朝倉海がパウンドを落としたところでレフェリーが試合を止め、朝倉海のTKO勝ちとなった。
敗れた堀口は試合後、KO惨敗を「全然覚えていないんで分からないです」とコメントしつつも、「朝倉選手が勝ったのでたぶん、ベルトをかけて戦えると思うのでそこできっちり勝ちたい」とベルトをかけての再戦に向けて意欲を示した。
■RIZIN.18 朝倉海 VS 堀口恭司 2019年8月18日(日)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)