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密かな実質的値上げ「シュリンクフレーション」【連載:アキラの着目】

「あれ、以前に購入した時は、もっと大きいサイズだったような気がしたんだけど…」、「枚数が減ったみたいね」といったことを実感した人は多いはず。

これは決して気のせいではなく、実際にそうなっている商品が多いのだ。

小売りされる商品の価格は変わらないのに、その商品の内容量は収縮(シュリンク)していくという経済現象なのだ。

この経済現象のことをシュリンクフレーション(shrinkflation)という。

シュリンクフレーションは、実質値上げ、隠れ値上げ、スモールチェンジ、ステルス値上げともいう。

百聞は一見にしかず、なので、以下のリンク先動画を見てもらうとわかりやすい。

豚ゴリラさん(@butagolira1995)のTwitterから引用
■いつの間にか小さくなった食べ物【シュリンクフレーション】

外観からしてスリムになったり、内容量の個数が減ったり、箱入りティッシュペーパーであれば、枚数が200→180→160→150で3/4になってしまったり、等々。

いつの間にか容量が減っている商品wikiから引用

いつの間にか容量が減っている商品wikiから引用
いつの間にか容量が減っている商品wikiから引用

底上げ容器を採用するメーカーも増えたりで、製造する側も必死なのだ。

こうしたシュリンクフレーションは昔からあったものの、特に近年顕著になったのは2011.3.11以降といわれている。

物流に支障が出たり、その分のコストが割高になったり、原材料費の高騰や消費量の低迷等、メーカー側の様々な理由によってシュリンクフレーションが起こっているのだ。

この背景には、消費者が価格に敏感になっている昨今、価格を上げたくても上げられないという状況がある。

価格を上げられないならば、中身を少なくするしかないということだ。

なんとか企業努力で価格据え置きをしている中小のメーカーにとっては、止む得えない措置ともいえる。

しかし、大企業メーカーの中には、大幅な純利益を生み出しているにもかかわらず、価格据え置き&中身減少をしているところもある。

順調な経営の大企業なのに、苦境に立たされている中小メーカーに便乗する形で、商品の内容量を少なくするのは言語道断だ。

世の中にはしっかり目を光らせている消費者が確実に存在しているのだから、露骨なシュリンクは自粛してもらいたいものだ。

■いつの間にか容量が減っている商品wiki – いつの間にか容量が減っている商品wiki
http://shrinkflation.info/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099