千数百年の歴史を持つ和菓子。
その和菓子の中でも饅頭と並んで人気定番なのが大福餅だ。
本来の大福餅は、白い片栗粉でまぶされた餅の中に、粒餡または漉餡が入ったものなのだが、いつの頃からか苺1個がまるごと中に入った革新的な苺大福も出現し、日本全国至るところで見かけるようになった。
そんな苺大福に慣れてしまった日本国民でも、まだ驚く余地があったのか、と思い知らされる大福餅が近年新たに出現した。
それが、はっさく大福だ。
剥いたはっさく(=八朔)の果実を内皮となる白餡で包み、さらにそれらを外皮となるみかん餅で包み込んだ大福餅なのだ。
甘酸っぱいはっさく果実と白餡、みかん餅が華麗に融合したはっさく大福は、はっさくその物を表現しており、15℃~20℃くらいの気温だと、最も美味しく食べられる。
はっさく大福の噂を聞きつけ来店したワインソムリエの田崎真也氏や作家の内館牧子氏にも絶賛され、現在では広島自慢の商品となっている。
はっさく大福を考案し販売している「もち菓子のかしはら」では、このはっさく以外の柑橘類(レモン、甘夏、菊みかん、等々)でも大福餅を作って販売しており、食べ比べするのも良いだろう。
【元祖はっさく大福 詳細】
・価格:¥160円(税抜き)
・販売期間:10月から8月
・原材料:餅米、白餡、八朔果実、みかん、酵素、砂糖、食塩、水飴、加工澱粉
※販売期間はその年の気候等により変更あり
■元祖はっさく大福発祥のお店 – はっさく大福 もち菓子のかしはら
https://www.mochigashi-kashihara.co.jp/