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残念!販売終了していた漆塗りヘッドフォン「TH900」(FOSTEX製)【連載:アキラの着目】

世界的に評価の高い日本の漆器。

漆器は江戸時代に輸出品として海外にも渡っており、それゆえに「漆器=japan」というのだ。

漆器は光沢や強度、接着剤、防虫・防腐、等々の目的で漆を塗布された器で、その塗布技術は「漆塗り」と呼ばれ、箸や家具等にも活かされている。

なので、漆塗りといえば日本的であり、塗られる物も生活感のある物ばかりという固定観念があるのだが、最近はその固定観念を覆す物が現れた。

それが漆塗りヘッドフォンだ。

音響メーカー各社とも漆塗りヘッドフォンをリリースしているのだが、魁的存在として君臨しているのがFOSTEXというメーカーだろう。

漆塗りヘッドフォン「TH900」を発売するや否や、多くの反響が巻き起こり、話題騒然となった。

それもそのはず、従来はプラスチックを使用していた部品を漆塗りの物に変えた途端、高級家具のような重厚感や落ち着きのある艶も現出するようになったからだ。

ヘッドフォンのハウジングカバーは、老舗「坂本乙造商店」による「漆・ボルドー仕上げ」。

使われている漆は、ベースとなる黒漆と箔貼用の接着漆であり、丁寧な仕事ぶりだ。

■Fostex TH900 Making Movie SAKAMOTO URUSHI MANUFACTURINGCO

ハウジングの素材には肌目が緻密で堅く、表面が美しく仕上がる高級材「水目桜」を使用しており、漆塗りだけでなく、素材にまでこだわる徹底ぶりのヘッドフォンだ。

現在は、残念ながら販売終了となってしまったが、またいつか漆塗りヘッドフォンが復活することを期待したい。

 

■TH900 | Fostex(フォステクス)
https://www.fostex.jp/products/th900/

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099