80代くらいの世代の人たちからすると、かつての渋谷は大人の街だったそうな。
それが西武グループによって渋谷は若者の街へと変貌を遂げ、現在ではすっかりギャルの街という位置付けになっている。
そんな変遷をしてきた渋谷だが、まさに今も変貌進行中で、特に渋谷区桜ヶ丘が再開発真っ最中だ!
かつては渋谷でも平屋の日本家屋を目にすることができたのだが、立ち退きの憂き目に遭い、スチールの白壁に覆い尽くされていたり、隠れ家的な店やマニアックな店があった線路脇の道もすっかり跡形もなく真っ平らと化している。
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桜ヶ丘エリアには立ち呑みで有名な居酒屋「富士屋本店」があったのだが、最開発には抗えず、移転を余儀なくされた。
また、パソコンのマウスから革ベルト、スーツケース、電球、サンダル、それ以外の物も盛り沢山にコンパクトな店内に陳列され、何でも揃っていた「一風堂」もあった。
さらに築80年の貴重なレトロモダンな木造アパート「ジュネス順心」もあったのだが、やはり再開発で取り壊されてしまった。
筆者個人としては、桜ヶ丘の古き良さをそのまま残して、再開発しなくても良かったのでは、との思いがいまだにある。
現在、再開発中の桜ヶ丘もまた、どこの都会でも見られるような四角い商業タワービルが林立するのだろう。