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「般若心経」の曲、中国SNS再生回数2000万回、”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん【連載:アキラの着目】

”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん YouTubeから引用時代が変われば、物事が変化するのは当然のこと。

流行やファッション、文化、思考形態、等々、全てのものは、時代に則して変わってきたわけだ。

それは宗教の分野にも及ぶ。

とりわけ佛教でも変化が起こっている。

日本社会は人口減少により過疎化が加速し、「限界集落」が出現している地方もあり、従来の檀家制度が立ち行かなくなっている寺院が増えているのだ。

そこで近年の佛教界では、こうした現状を打開するために変わった試みにチャレンジしている寺院や僧侶が現れるようになった。

高価な墓地ではなく、コインロッカー式墓地の販売を試みる寺院や、PCの画面上でバーチャルの寺院をお参りすれば、実際の寺院にお参りしたのと同じご利益があるというシステムを開発した寺院もあったりと、少しでも佛教人口を増やすために、あの手この手の挑戦をしているのだ。

そうした新たな挑戦の中でも、一際異彩を放つ僧侶がいる。

その方は、”歌う僧侶”といわれている薬師寺寛邦さんだ。

佛教の有名なお経である「般若心経」をメロディに乗せて歌い上げ、今ではアジア・ツアーを敢行するほどの勢いだ。

”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん YouTubeから引用
”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん
YouTubeから引用

この、薬師寺寛邦さんの音楽版「般若心経」は、中国SNSでは驚異の再生回数2,000万回を数え、佛教人口の拡大や、佛教への興味を増進させるのに大いに貢献されているのだ。

”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん YouTubeから引用
”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん
YouTubeから引用

■般若心経 cho ver. [テクノ法要Remix.2019] live act / 薬師寺 寛邦(キッサコ) × 朝倉行宣(テクノ法要)【@ニコニコ超会議2019】

”保守派”からすれば、佛教の伝統文化を歪めているように思えるのかもしれないが、何も動かなければ、何も挑戦しなければ、ジリ貧になりかねないので、薬師寺寛邦さんの「般若心経」は佛教にとって評価に値すべきアクションだと思われる。

薬師寺寛邦さんが「般若心経」をはじめとした、佛教にまつわる様々な楽曲を歌い続けることで、佛教が人々の身近な存在になったり、若い世代が佛教に興味を持ってくれたりすることだろう。

”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん YouTubeから引用
”歌う僧侶”薬師寺寛邦さん
YouTubeから引用

■薬師寺寛邦 キッサコ /Kanho Yakushiji kissaquoチャンネル登録者数 4.45万人
https://www.youtube.com/channel/UCIzrjVw3rZfaoorzW75JOCA

■薬師寺寛邦 キッサコ – Yakushiji Kanho Kissaquo Official Website
https://kanho.info/

■薬師寺寛邦 キッサコ|歌う僧侶 公式Twitter @yakushiji
https://twitter.com/yakushiji

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099