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少林寺拳法歴1年半の岩本宗也選手、世界大会優勝!【連載:アキラの着目】

7月29日に米国で開催された「2017年少林寺拳法世界大会 in カリフォルニア,USA」単独演武男子級拳士の部において、立命館大学経済学部3回生・少林寺拳法部所属の岩本宗也選手が優勝した。

少林寺拳法を始めてから約1年半での快挙に、岩本選手自らも「まさかという気持ち」とはにかんだ。

大阪府和泉市出身の岩本選手は、小学1年生から空手を習い始め、府立鳳高校(堺市)ではラグビー部で活躍。

2015年11月、友人に誘われ、少林寺拳法部の練習をのぞいたら、「空手をしていた頃を思い出し、やってみたいと思った」ので、少林寺拳法部に入部することになったのだとか。

空手に近い少林寺拳法の突きや蹴りには「スムーズになじめた」と、岩本選手は入部当初を振り返る。

一方で、握り拳を縦向きにして、腰を回転させて突き出す少林寺拳法独特の動きには苦戦したものの、メキメキと岩本選手は頭角を現し、快進撃が止まらない状況に。

2016年5月に開催された「少林寺拳法京都府大会」で優勝、さらに2016年10月に開催された「少林寺拳法全国大会」では3位となり、全国大会上位3名に与えられる世界大会への出場権を獲得した。

4年に1度開催される世界大会は「外国人ばかりで味わったことのない雰囲気だった」と岩本選手は語る。

約1分間の演武では、眼前に対戦相手がいるかのごとく、鬼気迫る迫真の演武を披露して、世界王者の栄冠を勝ち獲った。

少林寺拳法世界大会で優勝した岩本宗也選手
少林寺拳法世界大会で優勝した岩本宗也選手 ~立命館大学ホームページ(http://www.ritsumei.ac.jp/sports-culture/sports/topics/detail/?id=289)より

今後は、黒帯取得を目標に据えるとのことだが、その前に今秋に開催される全日本学生大会が待ち受けている。

「世界大会での優勝はプレッシャーだが、恥ずかしい姿は見せられない」と競技歴1年半の若き王者は、さらなる戦いに照準を合わせた。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099