11月22日、将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が、前王位の木村一基九段に第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦で敗北を喫した。
対戦相手の木村一基九段は、今夏保持していた将棋のタイトル「王位」を挑戦者であった藤井聡太棋聖(当時1冠)に4-0のストレート負けを喫し、王位を失冠していた。
この度の第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦では捲土重来を期し、先手番・木村一基九段は藤井聡太二冠の得意戦法の角換わりを敢えて採用、”千駄ヶ谷の受け師”の異名通りに藤井聡太二冠の攻めを、重厚に固めた自陣の王様の守りで受け凌いだ。
今局は木村一基九段の完勝譜ともいえるような、自身の持ち味が十二分に発揮された一局だった。