ここ数年で日本刀は、あれよあれよと人気を集め、日本刀を展示する各地の美術館は大盛況。
この日本刀ブーム・刀剣ブームの背景には、日本刀の名刀を男性に擬人化した「刀剣男士」を収集・強化し、合戦場に出没する敵を討伐していく刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が女性の間で大人気となり、”刀剣女子”が増殖したことが挙げられよう。
そうした日本刀ブーム・刀剣ブームに伴い、伝統的な日本刀の生産工程に触れてみたい、という人も増え、全国各地で刀鍛冶体験ができるところも多くなってきた。
今回は東京で刀鍛冶を体験できる工房を取り上げる。
国際観光振興機構及び日本政府観光庁の”お墨付き”!小柄工房
東京で刀鍛冶を体験できる工房の中でも、国際観光振興機構及び日本政府観光庁から”お墨付き”をもらっているのが小柄工房だ。
それうえに、海外の高校生大学生が対象となっている「日本研修旅行」では、伝統工芸を体験できる東京の施設として小柄工房は選ばれているのだ。
”お上からのお墨付き”とあれば、当然ながら伝統的技術は確かなもので間違いないし、安心して刀鍛冶体験ができる。
ただあくまでも刀鍛冶修行ではなく刀鍛冶体験なので、1日で体験できて作れるものは通常サイズの日本刀ではなく小刀になり、これは致し方ない。
むしろ、1日刀鍛冶体験で小刀まで作れることに感謝しなければならない。
自分の手がけた小刀は、お守り、記念品、プレゼント、家宝に!
具体的な工程だが、自分の手で和鉄を削り叩き、土置き、焼き入れまでで、刃文は直刃で焼く。
最終的に自分の手がけた小刀は、プロフェッショナルの刀鍛冶に研がれ、白鞘に納められて完成となり、約3ヵ月後に届けられる。
小刀はお守り、記念品、特別なプレゼント、等々、様々な用途で活用することができ、またこれら以外に、一家の世代代わりの際に、子供・孫に引き継ぐ家宝としても機能するだろう。
刀鍛冶体験は、もちろん事前予約制。
父子で1振りの小刀を作ることもできるので、その場合は予約時にその旨を伝えよう。
■小柄工房 刀鍛冶体験講座
http://www.budoshop.co.jp/Katana-Kozukakobo.html