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インパクト大!信州・善光寺の七味唐辛子店「八幡屋礒五郎」の配送車「くるま缶」【連載:アキラの着目】

くるま缶 根元 八幡屋礒五郎 公式サイトから引用
くるま缶
根元 八幡屋礒五郎 公式サイトから引用
日本料理のお供として辛味を味わいたい時に欠かせないのが七味唐辛子。

7種類の香辛料のうち唐辛子、黒ごま、山椒といった基本の香辛料は日本のどこでも共通なのだが、それら以外の香辛料は地方毎に微妙な差があり、例えば江戸と京都では含まれている香辛料が異なっていたりする。

元文元年(1736年)に信州・善光寺で創業した「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子は、唐辛子、山椒、生姜、風味と香りのある麻種、胡麻、陳皮、紫蘇、以上7種類をセレクトしており、辛味と香りの調和がとれた独特の味わいの七味唐辛子だ。

長野を訪れた人ならばご存知かと思うが、市内のどの蕎麦屋に入っても、置かれている七味唐辛子はこの「八幡屋礒五郎」製ばかり。

それくらい地元で古くから愛されている七味唐辛子なのだ。

「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子が愛されている理由は、長い歴史だけではない。

キャッチーな黄色と赤で描かれている七味唐辛子の缶も、愛される理由として挙げられるだろう。

七味唐からし 根元 八幡屋礒五郎 公式サイトから引用
七味唐からし
根元 八幡屋礒五郎 公式サイトから引用

筆者は「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子を缶ごと購入し、中身の七味唐辛子がなくなっても缶を捨てずに、他社製の七味唐辛子を入れてそのまま使っている。

まあ、これは邪道な使い方で、中身の七味唐辛子がなくなったら、再度「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子だけを購入し、その七味唐辛子を缶に入れて使うのが正しい使い方だ。

そのくらい「八幡屋礒五郎」七味唐辛子の缶に対して、愛着を持ってしまうのだ。

そうしたユーザー側の心理を読み取り尽くしたのか、なんと「八幡屋礒五郎」の商品配送車までが七味唐辛子の缶なのだ。

通称「くるま缶」と言われている「八幡屋礒五郎」の商品配送車は、黒いボディの軽トラックに巨大な七味唐辛子の缶を載せた外観で、一際目立つ。

巨大な七味唐辛子缶の内部は荷台になっており、通常サイズの七味唐辛子缶であれば、約6,000缶を積載することが可能だそうだ。

普段は主に善光寺や長野駅を中心に商品の配送をしている「くるま缶」。

街中で「くるま缶」見つけた人は、ぜひSNSにハッシュタグ「#くるま缶」をつけて投稿するよう「八幡屋礒五郎」は促している。

貴方も長野に行って「くるま缶」を見かけたら、迷わず速攻でハッシュタグ「#くるま缶」を付けて発信しよう!

■根元 八幡屋礒五郎
https://www.yawataya.co.jp/

■「くるま缶」発車! | お知らせ | 根元 八幡屋礒五郎
https://www.yawataya.co.jp/news/2020/03/post-123.php

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

国産一級品を使って自分好みのオリジナル七味が作れちゃう七味作り体験【連載:アキラの着目】

擂り鉢に入れられた7種類の材料 京山城屋HPから引用今回のニッポンニュースは、国産一級品を使って自分好みのオリジナル七味が作れちゃうという、七味作り体験ができる店をご紹介。

その店は、京都・東山「八坂の塔」のすぐ側に店を構え、創業110年以上の歴史を誇る乾物屋の京山城屋だ。

京山城屋は、ただ単に商品を売るだけではなく、日頃より乾物料理を通じて「和の味」、「和の食文化」の伝承にも力を注いでおり、七味作り体験はまさにこの「和の味」、「和の食文化」の伝承そのものだ。

さて、その七味についてだが、正式名称は七味唐辛子で、江戸時代には漢方薬として用いられていた日本の調味料だ。
七味唐辛子

今日、様々な食品メーカーによって七味唐辛子は製造されているが、やはり有名なのは、東京・浅草寺門前「やげん堀(中島商店)」、京都・清水寺門前「七味家」、長野・善光寺門前「八幡屋礒五郎」のいわゆる”日本三大七味唐辛子”だ。

この”日本三大七味唐辛子”だけでも、微妙に配合されている7種類が異なり、麻の実の代わりに金ごまを使う店もある。

今回紹介する京山城屋は、まさに麻の実の代わりに金ごまを使う店だ。
7種類の材料 京山城屋HPから引用

七味唐辛子用の7種類の材料を配合する 京山城屋HPから引用
七味唐辛子用の7種類の材料を配合する 京山城屋HPから引用

その京山城屋の七味作り体験は、以下のフローに則って行われる。

1.京七味に使う国産一級品の材料(①金ごま、②黒ごま、③山椒、④唐辛子、⑤焼唐辛子、⑥青のり、⑦陳皮)についての説明を聴く
2.擂り鉢で金ごまを擂る
3.おすすめの配合の材料を擂り鉢に加える
4.出汁に入れて味見する
5.自分好みの味に調整する
6.できた七味をボトルに詰める

一味唐辛子を煎った焼唐辛子の風味や、日本最高峰の呼び声高い大粒ぶどう山椒の香り、青のりを加えた時の虹のような配色に感動しながら、オリジナル七味を作ることができるので、なかなかの評判だ.

擂り鉢に入れられた7種類の材料 京山城屋HPから引用
擂り鉢に入れられた7種類の材料 京山城屋HPから引用

昨今は、欧米などでも日本食ブーム、和食ブームの影響で、うどんや焼き鳥に欠かせない定番調味料として認知度が高まっているので、外国人へのお土産としてもオリジナル七味唐辛子は最適かもしれない。

【京山城屋 七味作り体験 詳細情報】

・所在地:京都市東山区八坂塔上田町81-2
・アクセス:京阪本線「祇園四条」駅徒歩15分
・問合せ:075-551-2500
・営業時間:11:00~17:00(平日)、11:00~18:00(土日祝)
・体験料:1,000円
・定員:1~18名
・体験時間:約20分
・体験開始時刻:11時~、12時~、13時~、14時~、15時~、16時~
        ※土日祝のみ17時~有り
・定休日:水曜日
・七味作り体験:随時開催・予約なしでも可

■京山城屋
https://www.kyo-yama.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099