パッと見、豪勢なコーンにソフトクリームが乗っかているな、と思わずにいられないのが、最近Twitterにアップされた以下の投稿。
『火?土器型ソフトクリーム容器』と『ミス馬高土偶スプーン』
約1万6000年も前から日々を豊かに彩りながら生活をし、そして今なお『映え』という形でその文化が続いているということに長い時間を飛び越えて身近さや親しみを感じますね!#縄文時代#FLASHFORGE Creator Pro https://t.co/8XqSRmCb2I pic.twitter.com/Mv9ggv0C3N— Nぼっくす+ (@cTstZKtDOlRIN1z) August 17, 2020
趣味で様々な制作活動を行なっているNぼっくす+さんのTwitterだ。
豪勢なコーンに見えた部分は、誰しもが教科書で最低一度は見たことのある縄文土器を模ったものだ。
燃え上がるような焔(ほむら)に似ているフォルムから、正式名称を「火焔(かえん)土器」という。
「火焔土器」にあたる部分は、実際のところはコーンでなく、自作した器なので、食べることはできない。
どうやってこの精緻な「火焔土器」を作ることができたのかというと、非営利の個人利用ならば誰でも自由にダウンロードできる無償の3Dデータを使ったからだ。
無償の「火焔土器」の3Dデータを公開しているのは、文化人・経済人・地方公共団体の首長が協力し、情報発信を行なっている団体「縄文文化発信サポーターズ」。
「火焔土器」の3Dデータをダウンロードして、様々な文化財の造形を作ってもよしで、この3Dデータを使って植木鉢を作るのも特に問題はなく、お咎めなしだ。
独特の文様が入った「火焔土器」にクリソツの造形物にソフトクリームという異色の組合せが、見る者の意表を突き、1万年以上前の宇宙観を感じさせる神々しさすら感じられる。
「火焔土器」でソフトクリームを食べたい人はもちろんのこと、「火焔土器」を巧みに流用して、別の器を作りたい人は、ぜひ「火焔土器」の3Dデータをダウンロードしておこう!
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