鈴木みのる選手、頸髄完全損傷の高山善廣選手のための支援呼びかけ【連載:アキラの着目】

プロレス団体「DDTプロレス」は、9月4日都内で、DDT 5.4大阪豊中大会で頸椎を負傷した「プロレス界の帝王」高山善廣(50・高山堂所属)の現状について会見を開き、頸髄完全損傷で高山の回復は見込みなしと診断されたことが発表された。

会見には「DDTプロレス」高木三四郎社長、高山の盟友である鈴木みのる選手も出席、高山を支援する団体「TAKAMANIA(タカヤマニア)」を立ち上げて、募金活動を始める。

高山のマネジャー・石原真氏からは「首の手術を受けた後、心臓停止などのトラブルもあり、術後の経過が思わしくなく、なかなか皆様にご報告できる状況にありませんでした。リハビリ頑張りますので、今後とも宜しくお願いします」との高山のコメントが読み上げられた。

高山は、DDT 5.4大阪豊中大会で試合中に前方回転エビ固めをかけた際に頭から落ちて動けなくなり、大阪市内の病院に救急搬送され、首から下の感覚がなく人工呼吸器をつけている状態になった。

5月8日に手術を受けたものの、それでも首から下の感覚がなく人工呼吸器で呼吸していたが、自力での呼吸ができるようになり、8月中旬に関東の病院に転院、現在は「回復の見込みは現状ないと言われている。本人も絶望を口にする状態だったが、少しでも望みを持ってリハビリを頑張っている」とのこと。

盟友の鈴木みのる選手は「親友です。クソ野郎が何を言っても響かないと思いますが、みなさん、力を貸して下さい。UWFの大先輩の前田日明さん、ぜひ力を貸して下さい」と涙ながらにコメントした。

募金先

【銀行振込】
東京三菱UFJ銀行
代々木上原支店
(店番号)137
口座番号:普通預金 0057767
口座名義:株式会社 高山堂
※通帳は高山選手の奥様が持っています。

高山善廣
高山善廣オフィシャルブログ(https://ameblo.jp/takayama-do/)より

◆高山善廣(たかやま・よしひろ)
プロレスラー。
1966年(昭和41年)9月19日、東京都墨田区生まれ、身長196センチ、体重135キロ。
高田延彦の設立したUWFインターで93年デビュー。
新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアのプロレス3大団体におけるシングルとタッグの王座を唯一獲得した。
総合格闘技では2003年にPRIDEのリングでドン・フライ選手と壮絶な殴り合いで男を上げる。
2004年8月に脳梗塞を発症し、約3年間療養した後、プロレスのリングに復帰。
得意技は「エベレスト・ジャーマン・スープレックス・ホールド」。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099