今日は、東京都文京区茗荷谷にあるジェラート&ソルベの名店・スペールフルッタをご紹介。
スペールフルッタは、以前のニッポンニュース2017年08月08日ニッポンニュース「ジェラート&ソルベのオススメ名店 スペールフルッタ(東京都文京区茗荷谷)」でも取り上げたが、やはりこの店のジェラート&ソルベを多くの人たちに食べてもらいたいので、あえてまた取り上げた次第だ。
今回筆者がスペールフルッタで食べたのは以下の写真のジェラート&ソルベだ。
1枚目の写真から紹介すると、梅とリモーネを選び、サワーコーンに盛ってもらった。
梅酒のアルコールを抜いたような、でもほのかに香るくらいの按配に仕上げた梅フレーバー。
イタリア語で「レモン」を意味するリモーネは、まさにレモン味で、ただし思わず目をつぶってしまうほどの酸味はなく、口中で溶けた瞬間に高原の春風がそよぐような爽やかさがある。
通常、レモン系だと黄色のはずだが、スペールフルッタのリモーネは赤い。
なぜレモン系なのに赤いのか店主に訊いたら、あまりにもきれいな彩色である桃の赤い種を使えないかということで、リモーネに使ったのだという。
なので、リモーネの赤は、合成着色料ではなく桃の種の色素によるもので、天然由来なのだ。
2枚目の写真は、ヨーグルト・フレーバーとブラッドオレンジを選び、同じくサワーコーンに盛ってもらったもの。
ヨーグルトは、酸味も甘さも絶妙な必要最低限の量で調整しており、極々控えめだ。
ブラッドオレンジは、そのままブラッドオレンジの果実を食べているかのような味で、香料や砂糖などのいわゆる人工的なわざとらしい味が一切しない。
ゆえに食べている最中も飽きることはないし、食べ終わっても喉が渇くことは一切ないのだ。
スペールフルッタのジェラート&ソルベ全体に言えることなのだが、なぜこうも自然な味わい、素材本来の味を損なうことなくそのままの味を実現できているのか、店主に訊いてみた。
その理由は、安定剤を使用していないからなのだとか。
確かに、安定剤が含まれている市販のアイスクリームや一般的なソフトクリームは、人工的な味や食感になり、自然さを欠いてしまうものが多い。
しかし、スペールフルッタのジェラート&ソルベは、あえてその安定剤を入れないことで、自然の風合いを大事にした味わいや食感を実現させていたのだ。
正直にいうと、スペールフルッタのジェラート&ソルベを食べたら、他のアイスクリームやソフトクリームはもう食べられない。
良いものを知ってしまったら、もう以前のものに戻れないのだ。
戻れなくなってもいい人は、ぜひスペールフルッタのジェラート&ソルベを食べてみよう!
■スペールフルッタ
http://www.s-frutto.tokyo/