著名人や一部の人達から浸透、音声発信に特化した招待制SNSのClubhouse【連載:アキラの着目】

先週、先々週あたりからTwitter上で、著名人達がやたらと「ついに私も招待されました!」などとツイートし、「何だそれは?」と急速に注目を集め出したのが「Clubhouse(クラブハウス)」。

Clubhouse(クラブハウス)とは簡潔にいうと、音声発信に特化した招待制SNSなのだ。

招待制SNSなので、当然ながら招待されなければこのSNSを始めることができない。

招待されたら「実名」で参加し、画像・動画なしの音声のみで自由に「ルーム」という発信場所を立ち上げ、リアルタイムで発信し、そこに他者が傍聴したり、あるいは他者が「ルーム」に参加して話してきたりといったインタラクティブ(=双方向)の交流も可能だ。

だが、「ルーム」のレベルにも”ピンきり”がある。

”ピン”ならばその分野の専門家が集って、普段聴くことのできないコアな話題を繰り広げていることがあり、有意義な生の肉声や情報を聴くことができるのがメリットだ。

また、ラジオを聴くような感覚でダラダラと「ながら拝聴」でもOKだ。

「ルーム」の中で繰り広げられている会話を聴くだけに飽き足らず、自分も意見を言いたい、会話に参加したいという人は挙手ボタンを押し、発言したい意思を示すと、モデレーター(=「ルーム」の運営者)の承認を受けさえすれば、「ルーム」での会話に参加できる。

この場合、お互いに顔が見えないため、フラットな関係を築きやすく、対等の立場で発言できるのもメリットで、これがまさにClubhouse(クラブハウス)の特色ともいえよう。

ただし、発信した内容および会話した内容は、他のSNSのようにアーカイブ、いわゆる保存やバックナンバーとして管理することはできない。

というのも、音声発信した内容や他者と交わした会話は、Clubhouse(クラブハウス)のルール上、録音や転載が禁じられているからだ。

もし録音が発覚すれば、その「ルーム」にいたアカウント全員がルール違反となり、Clubhouse(クラブハウス)から強制退会させられてしまう。

しかし、そうはいってもどの世界にもどのジャンルにもルールを守らない不届き者はいるので、万が一録音されて公開されてもいいような発信を常に心がけ、1裏話やシークレットな話などをしないほうが良いだろう。

Clubhouse(クラブハウス)のアカウント所持者は、2021年2月11日現在では招待できる人数が2人までとなっており、そのためなかなか一般庶民にまでClubhouse(クラブハウス)が浸透していないが、いずれ貴方のところにもClubhouse(クラブハウス)への招待が来ることだろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099