世の中には鉄道マニアといわれる人たちがいる。
そういった鉄道マニアの人たちに対して、鉄道全般が好きな人たちなんだろうなというのが世間一般の持つイメージだろう。
でも鉄道マニアからすると、いやいや、一口に鉄道マニアといっても、「乗り鉄」(列車に乗るのが好きな鉄道マニア)や「撮り鉄」(鉄道を撮影するのが好きな鉄道マニア)とか、さらに細かく分かれるんだよ、と反論するだろう。
その細分化された鉄道マニアの中でも「時刻表マニア」という人たちが存在する。
文字通り、時刻表を読む解くのが好きな鉄道マニアだ。
時刻表マニアの中にもさらに様々なマニアに分かれ、ザッと挙げるだけでも以下のような時刻表マニアがいるのだ。
- 実際に鉄道で旅行する計画を立てるのが好きな人
- 仮想旅行(バーチャル・トリップ)を楽しむ人
- 各鉄道会社の路線を研究するのが好きな人
- 列車の運行ダイヤを研究するのが好きな人
- 切符のシステムやルール(青春18きっぷや周遊券等)をいかに効率よく、時刻表と照らし合わせながら、お得に使うかを研究するのが好きな人
- 時刻表とにらめっこしながら、この時間帯ならレアな駅弁を購入できるとか研究するのが好きな人
等々。
これらのうちで複数が好きな人もいれば、1つだけをひたすら追求していく人もいたりで、実に時刻表マニアもバラエティーに富んでいるそうだ。
ネットの乗り換えアプリがある現在、印刷された分厚い時刻表を実際に買う人がいるのかな、と大抵の人間は思うのだが、実はいまだに根強い時刻表マニアがいるので、しっかり時刻表の需要はあるのだ。
その需要も、純粋に実用面としてだけでなく、実際に列車に乗らなくてもバーチャル・トリップで楽しめるからとのことで購入する人がいるというのだから、もはや我々の想像の領域を遥かに超えている。
世の中には、様々なマニアやオタクの人たちがいるだなと、あらためて実感する次第だ。