日本料理のお供として辛味を味わいたい時に欠かせないのが七味唐辛子。
7種類の香辛料のうち唐辛子、黒ごま、山椒といった基本の香辛料は日本のどこでも共通なのだが、それら以外の香辛料は地方毎に微妙な差があり、例えば江戸と京都では含まれている香辛料が異なっていたりする。
元文元年(1736年)に信州・善光寺で創業した「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子は、唐辛子、山椒、生姜、風味と香りのある麻種、胡麻、陳皮、紫蘇、以上7種類をセレクトしており、辛味と香りの調和がとれた独特の味わいの七味唐辛子だ。
長野を訪れた人ならばご存知かと思うが、市内のどの蕎麦屋に入っても、置かれている七味唐辛子はこの「八幡屋礒五郎」製ばかり。
それくらい地元で古くから愛されている七味唐辛子なのだ。
「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子が愛されている理由は、長い歴史だけではない。
キャッチーな黄色と赤で描かれている七味唐辛子の缶も、愛される理由として挙げられるだろう。
筆者は「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子を缶ごと購入し、中身の七味唐辛子がなくなっても缶を捨てずに、他社製の七味唐辛子を入れてそのまま使っている。
まあ、これは邪道な使い方で、中身の七味唐辛子がなくなったら、再度「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子だけを購入し、その七味唐辛子を缶に入れて使うのが正しい使い方だ。
そのくらい「八幡屋礒五郎」七味唐辛子の缶に対して、愛着を持ってしまうのだ。
そうしたユーザー側の心理を読み取り尽くしたのか、なんと「八幡屋礒五郎」の商品配送車までが七味唐辛子の缶なのだ。
通称「くるま缶」と言われている「八幡屋礒五郎」の商品配送車は、黒いボディの軽トラックに巨大な七味唐辛子の缶を載せた外観で、一際目立つ。
#くるま缶 pic.twitter.com/Lx6Z2TmPs0
— らー (@UmiEli_893) June 13, 2021
巨大な七味唐辛子缶の内部は荷台になっており、通常サイズの七味唐辛子缶であれば、約6,000缶を積載することが可能だそうだ。
普段は主に善光寺や長野駅を中心に商品の配送をしている「くるま缶」。
街中で「くるま缶」見つけた人は、ぜひSNSにハッシュタグ「#くるま缶」をつけて投稿するよう「八幡屋礒五郎」は促している。
貴方も長野に行って「くるま缶」を見かけたら、迷わず速攻でハッシュタグ「#くるま缶」を付けて発信しよう!
■根元 八幡屋礒五郎
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■「くるま缶」発車! | お知らせ | 根元 八幡屋礒五郎
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