動きや表情が愛くるしくて、見ていて癒される。
それでいて地域の町おこしにも一役買って、経済波及効果もある。
これが一般的なゆるキャラのあるべき姿であり、ゆるキャラたる所以なのだが、このゆるキャラとしてあるべき姿とかなり乖離したゆるキャラが存在していることをあなたはご存知だろうか?
いや、そのこれから紹介するゆるキャラは、もはやゆるキャラではなく、”きつキャラ”なのではないかという意見さえあるくらいだ。
そのゆるキャラならぬ”きつキャラ”が、愛知県岡崎市の「オカザえもん」だ!
岡崎市の「岡」をモチーフとした顔は、眼光鋭く、確かにゆるくない。
オカザえもんが愛嬌を振りまいて子供に近づくと、その子供が恐れをなして、泣いてしまうくらいゆるくないし、きつい。
実際にGoogleで「オカザえもん」と検索してみると、「オカザえもん 怖い」という検索候補が表示される。
通常のゆるキャラの場合は、親しみやすい外見だから、子供たちがワーッと群がるイメージがある。
ゆるキャラの中には、あまりのゆるさから子供たちに舐められて、叩かれたり、蹴りを入れられたりするゆるキャラもいるくらいなのに、このオカザえもんに対しては、子供たちは叩きも蹴りもせず、ただ遠巻きに見つめるだけだ。
さらに公式プロフィールもいただけない。
「婚歴」欄を見ると、「バツイチ」と書かれているではないか!
ゆるキャラなのに「バツイチ」だとぉ~。
履歴書写真も、人々に元気を与えるどころか、淋しげで同情を誘うような写りだ(苦笑)。
そもそもゆるキャラのプロフィールで「婚歴」欄があること自体おかしな話だが、今回はそこをスルーしよう。
ここまでくると、オカザえもんに対しては不気味な印象しかなくなるし、むしろ不気味な印象を持っていることが、他のゆるキャラにはないオカザえもんの個性なんだと容認せざるをえない。
このオカザえもん、どこまで岡崎市を活性化させ、潤わせているのか知らないが、異色のゆるキャラということで、これまでにも様々なマスコミに取り上げられてきたようだ。
今日も岡崎市のどこかでオカザえもんは、子供を泣かせて(!?)いるのかもしれない(苦笑)。
■オカザえもん 公式ホームページ
http://okazaemon.co/
■オカザえもん 公式Twitter
https://twitter.com/okazakiemon
■ゆるキャラグランプリ オフィシャルウェブサイト オカザえもん
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00000959