2017年に解散した伝説の女性アイドルグループ・℃-ute(ハロー!プロジェクト所属)。
パワフルでキレッキレのダンスがウリだった彼女達のパフォーマンスは、業界関係者、同業アイドルからの評価がかなり高かった。
しかし、彼女達のパフォーマンスだけが秀逸だったのではない。
℃-uteを支えるスタッフ達も凄腕揃いだったから、彼女達のパフォーマンスとの相乗効果で高品質のエンタメ・パフォーマンスを提供できていたのだ。
名曲だらけの℃-uteの楽曲の中でも、とりわけ『情熱エクスタシー』は、裏方に超大物ミュージシャンが絡んでいたことは業界内及びファンの間では有名だ。
その有名ミュージシャンとは、かつて「スラッシュメタル”BIG4”」の一角に君臨していたメタル・バンド『Megadeth(メガデス)』で活躍していたギタリスト・MARTY FRIEDMAN(マーティ・フリードマン)だ。
一時期は、相川七瀬のバックバンドにギタリストとして参加していたこともあり、90年代半ばから習得し始めた日本語も、今ではご承知の通り通訳なしでコミュケーションできるほどに上達し、流暢だ。
そのマーティ・フリードマンが『情熱エクスタシー』のギター演奏を担当、その収録時のやり取りを収めた動画がYouTubeにアップされており、以下に掲載しておく。
■MARTY FRIEDMAN recording guitar solos
最後の歌詞「情熱エクスタシー!」の音程が上がっていき、ギター演奏となる部分は、ついアイドル曲であることを忘れてしまうくらい聴き入ってしまう。
数パターンの録り直し後にOKをもらい、マーティの任務終了となるまでを追った動画を観てから、実際の℃-uteが歌っている『情熱エクスタシー』を観ると、細部へのこだわりやクオリティへの追求は、まさに相乗効果を生んでいることを確認できよう。
で、℃-uteが歌っている『情熱エクスタシー』が↓。
■[4K] ℃-ute – 情熱エクスタシー (2016春)
℃-uteが存在していない現在、なぜアップフロント(℃-uteの管轄プロダクション)は℃-uteを解散させたのかという疑問と、なぜアップフロントはまたマーティに音楽案件を振らないのかという疑問が自然と湧いてきた。
期間限定でもいいから、また℃-uteとマーティが絡んで、高品質のエンタメ・パフォーマンスを提供してほしいものだ。