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11月22日から東北・北陸・上越各新幹線の8号車で「新幹線オフィス車両」運用【連載:アキラの着目】

JR東日本は10月5日、移動中も業務に従事する多忙な出張サラリーマンのために、リモート会議や通話を気兼ねなくできる「新幹線オフィス車両」を11月22日から東北・北陸・上越各新幹線の8号車で運用すると発表した。

今年2月に東北新幹線で2回「新幹線オフィス車両」の試験運用をし、全方面で需要があるとの判断から、JR東日本管内の東北・北海道・北陸・上越新幹線(こまち号・つばさ号・つるぎ号を除く)全列車・全区間の8号車に「新幹線オフィス車両」を導入する。

 

新幹線オフィス車両、東北・北陸・上越新幹線 全方面で実施 JR東日本ニュース から引用
新幹線オフィス車両、東北・北陸・上越新幹線 全方面で実施
JR東日本ニュース から引用

 

乗車券と新幹線の特急券さえあれば、「新幹線オフィス車両」の空席を利用することができ、追加料金は不要だが、席の予約はできない。

新幹線に乗車する前後の時間も有効利用してもらう目的で、「新幹線オフィス車両」の利用者に限り、駅構内にあるワークブース「STATION BOOTH」やカフェチェーン「BECK’S COFFE SHOP」のサブスクリプションサービスを期間限定で販売することも発表された。

リモートワークやワーケーション、通勤での需要が見込まれ、一部の新幹線列車ではWi-fiルータの有料貸出も行なうとのことだ。

ある程度の揺れがある方が電車内の居眠りがしやすいといわれたりするが、業務もやや揺れる新幹線車内でする方が在宅ワークよりも捗るかもしれない。

 

■JR東日本ニュース 新幹線オフィス車両、東北・北陸・上越新幹線 全方面で実施
https://www.jreast.co.jp/press/2021/20211005_ho02.pdf

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

考古学者は全面保存を主張、JR東日本は一部保存を主張、高輪築堤【連載:アキラの着目】

4月10日、JR東日本によって一般向けの「高輪築堤」4街区現地見学会が開催された。

1月に第1回目の「高輪築堤」現地見学会が開催されたのに続き、今回は2回目。

JR東日本が現在高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発事業を手掛けている中の「4街区」と呼ばれる計画エリアが見学対象となり、9:00~16:00までの間を30分毎の見学時間に分け、各回20組(2人1組)を上限とした。

1872年10月に日本初の鉄道(新橋[現・汐留]~横浜[現・桜木町])が開業したが、「高輪築堤」は本芝~品川までの海上に構築された堤。

2019年4月の品川駅改良工事において「高輪築堤」の石積みの一部を発見、同年11月の品川駅付近山手線・京浜東北線線路切換工事後に行なわれたレール撤去の際に「高輪築堤」の一部と見られる構造物も発見された。

明治時代の高輪築堤 日本国有鉄道「日本国有鉄道百年 写真史」から引用
明治時代の高輪築堤 日本国有鉄道「日本国有鉄道百年 写真史」から引用

高縄鉄道之図(歌川芳年-1871年)で描かれた高輪築堤

そもそもなぜ本芝~品川間にだけ海上に堤を築き、線路を敷設したのか。

それは、本芝~品川間の海岸線が当時の日本にとって国防上重要であり、兵部省が本芝~品川間における陸地の使用を許可せず、やむなく海を埋め立てて堤を築き、線路を敷設せざるを得なかったからだ。

ひっきりなしに打ち寄せてくる波で築堤が浸食されないよう海側築堤の石垣はなだらかな傾斜を付けて組まれた。

しかし、それでも波で石垣が崩れるかもしれないから、石垣の手前に石垣のストッパーとして木の杭を無数に地中へ打ち込んだ。

「高輪築堤」の石垣、信号機跡と思われる張り出した石垣、木の杭

全長南北2.7kmにも渡る「高輪築堤」の土はどこから運んできたのかというと、品川・八ツ山からといわれている。

品川・八ツ山を切り崩した土を荷車や牛車で運び、地道に埋め立てたのだ。

「高輪築堤」に組まれた石垣の石は、伊豆半島から調達したとのことで、江戸城の石垣と同じ調達先だ。

江戸城の石垣の場合は、石垣よりも上に建造物が積載され、かなりの負荷が加わるため、また将軍の威光を反映させるために石垣の1つ1つが大きく切り出されているが、「高輪築堤」の石垣は本芝から品川にかけての区間が緩やかに湾曲していることから、カーブを付けやすいよう、石垣の1つ1つがコンパクトに切り出されているようだ。

この明治時代に構築された「高輪築堤」は、明治の鉄道遺構として考古学者らは全面保存の必要性を主張、一方のJR東日本は全面保存ではなく一部保存を主張し、議論は平行線のままだ。

筆者の考えは、「高輪築堤」全面保存をすることで、これを上手な集客ツールとして利用できないかと。

城好きの筆者が観ても、「高輪築堤」の堤や石垣は、”そそる”ものなのだ。

【関連記事】
2018年03月19日ニッポンニュース「江戸から東京の”生き証人”~高輪大木戸跡・『提灯殺し』のガード(東京都港区)~【連載:アキラの着目】」

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ブース型シェアオフィス「STATION DESK 東京丸の内」11月21日OPEN!【連載:アキラの着目】

JR東日本(東日本旅客鉄道)は、11月21日に東京駅構内にてブース型シェアオフィス「STATION DESK 東京丸の内」をOPENさせる。

ブース型シェアオフィス「STATION DESK 東京丸の内」 STATION WORK 駅ナカ × シェアオフィスから引用
ブース型シェアオフィス「STATION DESK 東京丸の内」 STATION WORK 駅ナカ × シェアオフィスから引用

すでにJR東日本は、8月1日から東京駅、新宿駅、池袋駅、立川駅にて駅ナカオフィス事業「STATION WORK」の一環として「STATION BOOTH」を設置しているが、今回のOPENは、プライバシーに配慮した6タイプの多様なシートを選べるブース型シェアオフィスだ。

リラックスに最適な「HEAVEN」、作業に集中できる「SHELTER」、適度な囲われ感とゆったり座れるソファの「CAVE」、半オープン型のソファ席「CAPSULE」、半オープン型のデスク席「DEN」、ハイカウンター型で短時間の作業に適した「PERCH」の6タイプ(全16席)が用意されており、ワークスタイルに合わせて選択が可能だ。

6タイプ(全16席)のシート STATION WORK 駅ナカ × シェアオフィスから引用
6タイプ(全16席)のシート
STATION WORK 駅ナカ × シェアオフィスから引用

当面はキャンペーン料金・15分150円(税抜)が適用される。

インターネットカフェや漫画喫茶でやるほどではないが、確実に業務をこなしたい人や、プライバシーを確保して集中して業務にかかりたい人、新幹線等へアクセスしやすい場所でササッと業務をこなしたい人には最適なオフィス空間となることだろう。

【「STATION DESK 東京丸の内」 詳細】

・アクセス:東京駅 丸の内地下南改札すぐ
・営業時間:全日 7:30~21:00 ※年末年始等営業休止あり
・特徴:プライバシーに配慮した6タイプの多様なシート(全16席)、Wi-fi/電源(各シート)、フリードリンク、フォンブース、アロマ
・利用者:STATION WORKの「個人会員」と「法人会員」 ※会員登録なしでは利用不可
・利用方法:完全予約制(11月21日 9:00予約開始)
・料金:キャンペーン料金 15分150円(税抜)、定価 15分250円(税抜)

「STATION DESK 東京丸の内」 駅ナカ × シェアオフィスから引用
「STATION DESK 東京丸の内」
駅ナカ × シェアオフィスから引用

■STATION WORK 駅ナカ × シェアオフィス
https://www.stationwork.jp/user/top-before

■ニュースリリース(PDF)
https://www.jreast.co.jp/press/2019/20191106_ho03.pdf

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