桃の節句(3月3日)が日に日に近づいている今日このごろ。
桃の節句といえばひな人形を飾り、桜餅をひな人形にお供えするのが日本古来の習わしとなっているが、いつの頃からか年がら年中、桜餅が売られているので、季節感が薄れてしまった感は否めない。
なので、いつでもオール・シーズン入手できてしまう桜餅なのだが、自分で桃の節句に合わせて手作りすれば、季節感が蘇ることだろう。
そんなわけで、FJ時事新聞ニッポンニュースが今回取り上げるのが桜餅キットだ。
桜の葉、道明寺粉、こし餡が原材料としてパックされているので、あとは電子レンジ等を使用して、誰でも簡単に自宅で桜餅10個分を作ることができる。
ここでお気づきの人もいるかと思うので補足すると、原材料に道明寺粉がパックされていることから、このキットで作ることができる桜餅は「道明寺桜餅」だ。
桜色に薄く焼いた生地(皮)を二つ折りにし、円筒型または袱紗折り(ふくさおり)で餡を包んだ「長命寺桜餅」ではない。
粒状の表面で、餡が外側から見えない「道明寺桜餅」の方なのだ。
桜餅といっても、「道明寺桜餅」と「長命寺桜餅」に分類され、「道明寺桜餅」が関東、「長命寺桜餅」が関西に多いといわれている。
なぜこのような分布なのか。
元々、江戸にあった長命寺という寺が発祥とされる桜餅。
その時の桜餅の形状が、前述の円筒型または袱紗折り(ふくさおり)だったため、このタイプを「長命寺桜餅」と分類するようになった。
一方で、大阪府藤井寺市にある道明寺が由来といわれる道明寺粉を使って作られた桜餅を「道明寺桜餅」と分類するようになったのだ。
話を元に戻すと、今回の桜餅キットは、「道明寺桜餅」タイプを手作りできるキットということなのだ。
作り方は簡単で、
①耐熱容器に水と砂糖を入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱。
②①の容器に桜餅の粉(=道明寺粉)と食紅を加えて、良く混ぜる。
③②にラップをかけて、電子レンジで3分加熱したら取り出し、軽く混ぜてから再び電子レンジで3分加熱。
④電子レンジから取り出して、容器の上に固く絞った濡れぶきんをかけ、5分間蒸らす。
⑤桜の葉は水洗いして、水気を切っておき、餡は10個に分け、丸めておく。
⑥④の、混ぜて加熱した生地を手水をつけながら10個に丸めて、掌で薄く延ばし、10個に分けていた餡を1個ずつ包む。
あとは、桜の葉で包んで「道明寺桜餅」が完成だ♪
この桜餅キットで桃の節句の桜餅を作ろうと考えているのならば、直前の購入だと売り切れる場合もあり得るので、今から購入する方が良いだろう。
【手作り和菓子教室 桜もち材料セット(10個分) セット内容】
・内容物:桜の葉、道明寺粉、こし餡
・原材料名:もち米、桜葉、精製塩、ミョウバン、砂糖、小豆、水あめ、米粉、寒天
・原産国名:日本
・エネルギー:359kcal(100gあたり)
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