3月は引越や転勤の季節。
引越や転勤をする人は、物件選びに余念がないことだろう。
物件選びの際には、とかく交通のアクセスやコンビニ・スーパーの近さといった、便利さばかりを調べがちだ。
もちろん便利さを調べるのは重要だが、もっと重要なことは治安の良い場所であるか、すなわち犯罪の少ないエリアであるかをまず見極めたい。
そのために重宝するのが、「犯罪情報マップ」(http://www2.wagmap.jp/jouhomap/Portal)だ。
「犯罪情報マップ」は警視庁が運営しているため、東京都の犯罪情報に限定されるが、東京都内に引越や移転、転勤する人は要確認のサイトだ。
「犯罪発生状況(2週間更新)」、「子供や女性の防犯情報(2週間更新)」、「自治体別表示(1ヵ月間更新)」の3つから犯罪状況のマップを観ることができる。
「犯罪発生状況」は東京都内の侵入窃盗やひったくり、粗暴犯等の犯罪発生状況を、「子供や女性の防犯情報」は東京都内の子供や女性に対する声かけ事案等の発生状況を、「自治体別表示」は東京都内の自治体別の犯罪発生状況を観ることができ、発生頻度別でエリアが色分けされているので一目瞭然だ。
ラジオボタンが細かく分類されており、全部の犯罪状況を観たいのならば「全刑法犯」をクリック、ひったくりだけなら「ひったくり」をクリック、空き巣だけなら「侵入窃盗」をクリックすれば、それぞれの犯罪別のエリア状況がひと目でわかるようになっている。
試しに東京都港区を「全刑法犯」で表示させると、ほぼ全域が薄緑色や緑色、濃緑色、あるいは黄色、朱色で彩られ、何かしらの犯罪が発生していることがわかる。
ごく稀に何も塗られていない白色エリアがあるが、それらはほぼ外国の大使館のある場所で、常時厳戒態勢がとられているため、犯罪のない空白地帯となっているのだ。
どうせ住むのならば、犯罪件数や犯罪率の低いエリアに住めば、余計な犯罪に巻き込まれるリスクを軽減できるはず。
まずはこの「犯罪情報マップ」で色の薄いエリアを見つけてから、物件を探すことをオススメしたい。