FJ時事新聞ニッポンニュースでは、これまでにヨガのニュースも取り上げてきた(2018年03月16日「身体も心も緩む猫ヨガ」、2018年06月05日「出勤前にリフレッシュ!開放的な城跡公園でのお城ヨガ」)が、今回もヨガのニュースを取り上げる。
取り上げるのは、ニューヨークで生まれ、今や世界50ヵ国以上で親しまれている反重力フィットネスの代表格・ハンモックヨガだ。
フォトジェニックなポーズの数々、フィットネス、パフォーマンスの要素、等々、様々な可能性や魅力を秘めており、近年東京では徐々に注目を集めている。
ヨガは、紀元前の古代インドにおいては、森林に入り、樹木の下で沈思黙考に浸る修行形態であったことから、現在ヨガと名の付くものは、床に座して行われるものが一般的だ。
だが、このハンモックヨガは、その座して行なうことをメインに据えず、主にエアリアルシルクという布をハンモックにしてから行なうのだ。
その斬新な見た目が先行するため、ハンモックヨガの効果に対する関心は二の次になりがちだが、実は結構効果が期待されているヨガなのだ。
ハンモックに身を預けることで重力から開放され、関節に負担がかからないので、比較的楽にポーズ(約130種類)をとることができ、初心者や身体が硬い人でも取り組みやすい。
また、ハンモックヨガは、インナーマッスルを強化できる体幹トレーニングやリンパ循環改善、リラクゼーション、フィットネス効果といった様々な効果も期待できるのだ。
ハンモックヨガをすることで、期待できる具体的な効果として以下の5つが挙げられよう。
ハンモックヨガの期待できる効果1 血流改善・免疫力向上
ハンモックヨガをしてみて、まず最初に感じる効果が血流改善だ。
女性に多い慢性肩こりや頭痛、足のむくみの原因は、男性に比べて少ない女性の筋肉量が重力の影響で血管を滞らせ、新鮮な血液を流れにくくさせてしまうことだ。
ハンモックヨガをすることで重力が均等に下へはたらく力と、上に引き上がる布のサポートで余分な力が抜けて、無理なくリラックスしながら筋肉や腱を伸ばすことができる。
ハンモックに身体を預け、ゆったりとポーズをとるだけで血流が改善してゆくのを実感できるはず。
さらに、幾つもの逆立ちポーズがあるハンモックヨガは、血液を脳に送ることもできる。
インストラクターさん曰く「ハンモックヨガを続けることで冷え性も改善されますし、血流の改善で免疫力が向上します」とのことだ。
ハンモックヨガの期待できる効果2 しなやかですっきりしたラインの筋肉を付けることができる
重力のかからない環境でゆったりとポーズをとるハンモックヨガは、しなやかですっきりしたラインの筋肉を付けることができる。
床では難易度の高いポーズも、ハンモックを使うことで無理なく身体のあちこちを鍛えることができるのだ。
ハンモックヨガの期待できる効果3 体幹を鍛え、太りにくく痩せやすい体質に
ハンモックヨガでは、深呼吸してバランスを取りながら、ハンモックにぶらさがったり、体勢を変えたりすることにより、いつの間にか体幹を鍛えられる。
また、体幹が鍛えられることで以下の連鎖になる。
筋肉量増加→基礎代謝量向上→エネルギー消費量増加→脂肪燃焼しやすくなる→太りにくく痩せやすい体質に
さらに体幹が鍛えられることで、体を支える力が強くなり、楽にいい姿勢がとれるようになる。
ハンモックヨガの期待できる効果4 歪んだ骨格、筋肉、内臓を元の位置に
ハンモックヨガにある数種の逆立ちポーズは、血流改善だけでなく、垂れ下がった内臓を本来の位置に戻し、リンパを刺激して老廃物を排出する効果も期待できる。
そのうえ、ハンモックヨガは、日常生活で染みついてしまった歩き方や座り方に起因する骨格の歪みや肩凝り、痛み等を和らげていく効果も期待できる。
体重がほぼかからない状態で、無理なく筋肉や腱を伸ばせるため、骨格や筋肉が次第に元の位置に戻ってゆくからだ。
ハンモックヨガの期待できる効果5 リラックス効果
ハンモックに身体を預け、日常生活とは異なる空中空間により、次第に緊張がほぐれ、リラックス効果を得ることができる。
重力から解き放たれるのは、身体のみでなく心もそうで、精神的安定感やゆとり、落ち着きが芽生えてくるのだ。
最後に
ハンモックヨガの、初心者や身体が硬い人でも取り組みやすい点が、通常のヨガよりもスタートの敷居が低そうだ。
重力から開放され、さほど使っていなかった部位や体幹を鍛えることができ、その結果、太りにくく痩せやすい体質になれる点も、人気になっている理由なのだろう。
近くにあれば、行ってみたいヨガだ。
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