総勢60名を優に超えるアイドル集団「ハロー!プロジェクト」(通称:ハロプロ)を束ねるリーダーとして、また、ハロプロの中の筆頭アイドル・グループ「アンジュルム」のリーダーでもある和田彩花ちゃんが、昨日6月18日に日本武道館で開催された「ハロプロ プレミアム アンジュルム コンサートツアー 2019春 ファイナル 和田彩花卒業スペシャル 輪廻転生 ~あるとき生まれた愛の提唱~」をもって、アンジュルム及びハロプロから卒業した。
2008年のデビューから数えると、ハロプロでの活動は11年を超え、ハロプロキッズからの活動も含めると、15年を超える和田彩花ちゃんは、名実ともに「ベテラン」アイドルだ。
アンジュルム&ハロプロ卒業後も芸能活動は、引き続き行なってゆくとのことだ。
元々、ハロプロはプライム・グループがモーニング娘。であったが、世代交代が進むにつれ、モーニング娘。以外の℃-ute(キュート)やBerryz工房(ベリーズ工房)などのアイドル・グループが台頭し始める。
モーニング娘。のリーダーが兼任するのが慣わしとなっていた歴代のハロプロ・リーダーだが、そこに風穴を開けたのが2014年、℃-uteのリーダー・矢島舞美ちゃんがモーニング娘。以外から初のハロプロ・リーダーに就任、2017年にはついにアンジュルムのリーダー・和田彩花ちゃんもハロプロ・リーダーに就任する偉業を達成したのだった。
その和田彩花ちゃんがリーダーのアンジュルムは、その前身がスマイレージというアイドル・グループで、活動範囲が拡大するにつれて、所属メンバーが次々に卒業したり、脱退したりといった憂き目にあい、大海原を彷徨う木の葉のようなか弱き存在のアイドル・グループだった。
しかし、アンジュルム(スマイレージ)1期生であり、唯一辞めずにリーダーとしてグループに踏みとどまって、現在のような、女優・蒼井優さんや山里亮太さんをはじめとする著名人から好かれるまでに立て直した和田彩花ちゃんの功績は評価に値する。
この間に適宜、新メンバーを加入させ、4人からスタートしたアンジュルムは、ついに今や12名の大所帯となり、ハロプロ筆頭アイドル・グループにまで昇りつめた。
筆者が思うに、ハロプロ筆頭グループにアンジュルムが昇りつめた理由の1つは、アンジュルムがハロプロの中で最もパワフルでインパクトのある楽曲を多く歌っているからというのもあるのかなと。
また、他のハロプロ・アイドル・グループよりもアンジュルムは、メンバー1人1人が個性に溢れているからなのかなと。
その個性的でエネルギッシュなアンジュルムの中でも、「清楚担当」でメンバー皆を優しく諭しながら、グループ全体を良い方向に導いていた和田彩花ちゃんがいたからこそ、全ての相乗効果でアンジュルムが躍進できたのだと思う。
こうしたリーダー像をまっとうできたのも、和田彩花ちゃん自身が仏教や仏像などに造詣が深いことが影響しているのではなかろうか。
ニッポンニュースでも過去に「仏女(ぶつじょ)アイドル」としての和田彩花ちゃんを取り上げており(2018年4月6日ニッポンニュース「仏像やアートに造詣が深い仏女(ブツジョ)アイドル・和田彩花ちゃん【連載:アキラの着目】」)、和田彩花ちゃんの「アルカイック・スマイル」がアンジュルムの発展、さらにはハロプロの発展に繋がったのだと筆者はみている。
何しろ今回の卒業コンサートのタイトルに「輪廻転生」という仏教用語を使うくらいだし、「和田彩花 = 仏教・仏像」なのだから。
その偉大なリーダー・和田彩花ちゃんが抜けるのは非常に残念ではある。
だが、和田彩花ちゃん卒業後の、アンジュルムの後任新リーダー・竹内朱莉(たけうち あかり)ちゃんが、和田彩花ちゃんがこれまでに築き上げ、まとめたことを継承しながら、アンジュルムを導いてゆくことだろう。
和田彩花ちゃん、アンジュルム&ハロプロからの卒業、おめでとうございます!
■アンジュルム 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」
https://ameblo.jp/angerme-ayakawada
■アンジュルム和田彩花 卒業記念 みうらじゅんと「仏像とアイドル」を語る(仏像編) | ENTAME next – アイドル情報総合ニュースサイト
https://entamenext.com/articles/detail/2337
■アンジュルム和田彩花 卒業記念 みうらじゅんと「仏像とアイドル」を語る(アイドル編) | ENTAME next – アイドル情報総合ニュースサイト
https://entamenext.com/articles/detail/2338