模型マニアの間ではすっかりお馴染みの海洋堂。
「ここまで精密に再現するか!」とマニアが感心するほどの職人仕事で、ミニチュアなのに実物を目にしているかの如く惹き込まれてしまうのだ。
そんな精緻な仕上げが”デフォルト”なのに、さらに「仏像ミニチュアの海洋堂」という評価がなされているのだから、海洋堂の仏像ミニチュアは一体どれほどのレベルなんだと気になってしまう。
気になったからには見てみたいが、では、海洋堂の仏像ミニチュアを見るにはどうすればいいのかというと、話は簡単、カプセルQの仏像を見ればいいのだ。
「なんだ、カプセルQって?」という人のために簡単に説明すると、カプセルQとは、海洋堂のモノ作りの集大成となるミニチュア・フィギュア・ブランドのことだ。
「誰も手を付けなかった題材」や「これまで誰も見たことがなかったモノ」、「すごい完成度の造形」などといった海洋堂独自の着眼点と技術の下に、森羅万象ありとあらゆるモノをミニチュア再現の対象とし、これまでに約100種類のタイトル、1000種類以上のハイクオリティ・フィギュアを小さなカプセルに詰め込んでリリースしてきたのだ。
で、話は元に戻って、カプセルQの仏像を見ればいい、ということ。
平成31年4月18日現在、カプセルQの仏像でオススメなのが、『日本の至宝 仏像 立体図録5「邪気を祓う守護神編」 全12種』だ。
「憤怒の形相と慈悲深さ、人々を救う仏たち 仏像シリーズ」の第5弾だから、「立体図録5」ということで、「仁王」の名で馴染み深い金剛力士 阿形・吽形、数ある明王の中でも抜群の知名度を誇る不動明王、仏の慈悲と理知を顕して人々を救う賢者である普賢菩薩、等々、災いや邪気を払い、人々を救う仏様がラインナップされている。
それも、それぞれの仏様は3種のカラー・バリエーションが用意されているのだ。
経年で渋みを増した「経年カラー」(ブロンズ風)、実物の仏像の素材でもある木調を再現した「木調写実カラー」(木彫)、仏像と相性の良い発色である良質な金色で仕上げた「金箔雅趣カラー」(フル彩色)だ。
現代に豊臣秀吉がいるならば、間違いなく「金箔雅趣カラー」(フル彩色)の仏像ミニチュアばかりを並べ、「経年カラー」(ブロンズ風)と「木調写実カラー」(木彫)の仏像ミニチュアは箱に詰めて仕舞うのだろうが、仏像マニアやフィギュアマニアならば、3種それぞれの良さを比較しながら仏像ミニチュアを堪能するはずなので、箱に詰めて仕舞うなんてことは決してしないだろう。
さて、この仏像ミニチュア12種全てを入手しようとなると、インターネットの販売サイトで”大人買い”しない人であれば、最終的にいくらかかるのかわからないが、全国北は北海道から南は九州鹿児島まで存在するガシャポンで1回捻る毎に400円を投じることになる。
最小回数12回で全12種を揃えることは確率的にはまずあり得ないから、効率的に全12種を集めたい人は、前述のインターネット販売サイトで”大人買い”するのが最も賢明な方法だ。
なお、仏像ミニチュアの良さは、他のミニチュアと異なり、ご利益がありそうな点だろう。
逆にいうと、仏像ミニチュアはぞんざいな扱い方をすると、ご利益どころではなくなることも十分に考えられる。
まあ、せっかく購入した物はなんであれ、しっかり愛着をもつことだ。
仏像ミニチュアを自宅に並べて、自宅を寺院にしよう。
■日本の至宝 仏像 立体図録5「邪気を祓う守護神編」 全12種/1回400円|カプセルQ|海洋堂
http://kaiyodo.co.jp/items/capsuleq/butsuzo05/
購入は↓こちらの店舗で!(北海道~九州)
■販売場所のご案内 カプセルQミュージアムの取り扱い店/施設(※2013年10月現在)
http://www.capsuleq.in/m/readme/shop/