蜂蜜マニアだけでなく、一部の人たちの間で注目を集めているのが「皇薫蜜」(くんとうみつ)だ。
「皇薫蜜」がなぜ注目を集めているのかというと、それは「皇薫蜜」が皇居周辺蜜で造られているからだ。
「皇居周辺蜜という聴き慣れないお初ワードが出てきたな」と思った人たちのために、まずは皇居周辺蜜の説明からすると…。
皇居周辺蜜とは、その名の通り皇居及びその周辺に咲く花から蜜蜂が集めた蜂蜜をいう。
この皇居周辺蜜は、岩手県盛岡市にある藤原養蜂場の養蜂家・藤原誠太さんなくしては語れない。
2002年に藤原誠太さんは、皇居の膨大な緑とその周辺に植えられているゆりの木が蜜源になるのではないかと着目。
永田町にあるビルの屋上を借り、巣箱を置き、養蜂を開始したところ、蜜蜂たちは皇居及びその周辺にあるゆりの木はもちろんのこと、菜の花、みかん、きんかん、そめいよしのの蜜を採取してきたのだ。
「皇居の敷地内にみかんの木があるとは、と最初は驚いたものです」と藤原誠太さん。
その意外な種類もさることながら、人間が皇居の中に一歩も足を踏み入れなくても蜜を採取できる、ということにもあらためて驚いたそうだ。
それ以降、毎年3月になると、藤原養蜂場の養蜂家が蜜蜂を連れ、「移動養蜂」として東京養蜂へ向かうのが恒例になったのだとか。
ここまで説明したら、皇居周辺蜜がどういうものかおわかりになったことかと。
この皇居周辺蜜で造られたのが「皇薫蜜」なのだ。
「皇薫蜜」は、皇居外苑にある楠公レストハウスの売店で購入することもできるし、前述した藤原養蜂場のショッピングサイトでも購入することができる。
都会と蜂蜜は、頭の中で結びつきにくいことから、都会でも蜜を採取できる物珍しさから「皇薫蜜」を購入したり、皇居参観の記念として購入したり、あるいは知人・友人へのお土産として購入したりするようだ。
気になった人は、「皇薫蜜」を試してみよう。
■皇居参観記念おみやげ
http://fng.or.jp/koukyo/service/pdf/goods_01.pdf
■藤原養蜂場ショッピング |シリーズ別一覧
https://www.fujiwara-yoho.co.jp/shop/series/index.php?group=s07&start=12
■楠公レストハウス | 皇居外苑 | 一般財団法人国民公園協会
http://fng.or.jp/koukyo/service/nanko-rest.html