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オーストラリアの中高生、一日福知山城主を体験!(京都府福知山市)【連載:アキラの着目】

福知山城主・明智光秀が、来年2020年放送予定のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公ということで、最近何かと盛り上がっている福知山。

その明智光秀の知られざる魅力と福知山を認知させるべく発足した「知られざる明智光秀プロジェクト」。

その第3弾企画が「明智光秀が築いた福知山城 一日城主体験」で、選ばれし一日福知山城主はオーストラリアの中高生12人に決定!

大橋一夫・福知山市長は「母国オーストラリアで日本語を学んでいる、日本文化への関心が高い皆さんの“サムライになりたい”“本物の日本文化を体験したい”という夢をぜひ叶えて頂きたいと思い、選出しました。」とのこと。

オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! - KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用
オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! – KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用

明智光秀と思しき武将の声が轟く自動販売機やユニークな企画を立案してきた福知山ならではともいえるプロジェクトだ。

オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! - KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用
オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! – KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用

大橋福知山市長、スタッフ、見物客、報道関係者が大勢待ち構える中、明智光秀と妻、家臣たちに扮した、甲冑や着物を纏った、青い目の一日福知山城主たちが大きな拍手に迎えられて本丸広場に登場

大橋福知山市長が一人ずつ名前を読み上げ、一日福知山城主任命状を授与。

大橋・福知山市長からの任命状授与 オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! - KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用
大橋・福知山市長からの任命状授与
オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! – KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用

任命状をもらった一日城主12名を代表し、明智光秀に扮した長身のエイデン君と、打掛け姿で妻の熙子を装ったクレア・アダムさんが「このような貴重な機会を頂いたことに感謝しています。福知山城主として、全ての人々の平和に貢献できるよう努めます」と日本語と英語で挨拶した。

1579年頃に明智光秀により築城された福知山城は明治初期に廃城、昭和61年、3層4階の展望型の大天守が再建され、現在は京都府で唯一登れる天守のある城としてその名を知られている。

城内を見学しながら天守閣展望階へ移動した一日福知山城主一行。

中でも明智光秀役のエイデン君は、報道陣から様々なポーズを求められ大忙し、人気者の面目躍如といったところか。

報道陣からポーズを求められキメる、明智光秀に扮したエイデン君 オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! - KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用
報道陣からポーズを求められキメる、明智光秀に扮したエイデン君
オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! – KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用

城内の見学後、一日福知山城主一行は浴衣に着替え、茶道を体験することに。

14時の任命式から小1時間が経ち、おやつの時間の頃合いということあり、一日福知山城主一行と大江中学校の生徒たちは、皆お茶菓子をあっという間に食べてしまう。

一日福知山城主一行は、作法の通りに器を回し、抹茶に躊躇なく口をつけるも、彼らの半数は苦いとのことで降参。

和菓子・抹茶に初チャレンジする一日福知山城主一行 オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! - KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用
和菓子・抹茶に初チャレンジする一日福知山城主一行
オーストラリアの中高生が福知山城で1日城主体験!密着レポート! – KYOTO SIDE ~知られざる「京都」の魅力を発信~ から引用

抹茶の”初陣”で敗北を喫した彼らは、いつか必ずリベンジして、抹茶に”勝利”してもらいたいものだ。

オーストラリアの中高生一行はその後、福知山名物・ドッコイセ踊りを体験したり、日本の伝統料理に挑戦し、本丸広場で夕食も摂った後は、この日一日の写真をスクリーンで鑑賞した。

最後は、福知山城天守展望階へ上がり、福知山の美しい夜景を眺め、ここで一日福知山城主体験は終了となった。

今回のみでなく、今後も2回、3回と重ね、日豪の中高生のための交流を継続的に深めてほしいと願う。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099