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プロボクシング井上尚弥3回TKO圧勝V7!【連載:アキラの着目】

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦王者・井上尚弥(24=大橋ジム) VS 同級6位ヨアン・ボワイヨ(29=フランス)が、2017年12月30日神奈川・横浜文化体育館にて行われ、王者・井上尚弥が3回1分40秒にTKOで仕留め、WBO世界スーパーフライ王座7度目の防衛に成功するとともに、国内歴代2位タイとなる世界戦9度目防衛も達成した。

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦で挑戦者同級6位ヨアン・ボワイヨに左ボディを叩き込む王者・井上尚弥

この勝利で具志堅用高(協栄ジム)、山中慎介(帝拳ジム)と並び、国内歴代2位となる世界戦9度目のKO勝利を達成、国内歴代1位の内山高志が記録した世界戦10試合KO勝利にも王手をかけた。

試合展開は、井上尚弥が1回終了間際に左フックでボワイヨから最初のダウンを奪うと、3回にも左ボディーで3度のダウンを奪うという、実に見事過ぎる文句なしの圧勝劇だった。

この試合、終わってみれば、井上尚弥にとってはバンタム級転級を見据えた“予行演習”に過ぎなく、身長で6センチ、リーチで7センチ上回るボワイヨを圧倒したことで、バンタム級転級にますます自信を深めた。

来年はそのバンタム級に転級し、3階級制覇を狙い、スーパーフライ級からの“卒業”を宣言した。

主要4団体であるWBA、WBC、IBF、WBOのいずれに挑戦するかはまだ未定だが「チャンスがあれば、どこにでも行く。王者になって4団体をまとめちゃえ、そんな勢い」と語る王者は、3階級制覇、王座統一の夢を実現させるつもりだ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

WBCバンタム級山中慎介、13連続防衛失敗、王座陥落【連載:アキラの着目】

ボクシングのWBC(世界ボクシング評議会)バンタム級王者・山中慎介(34・帝拳ジム)が8月15日、京都の島津アリーナ京都で、同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(22・メキシコ)に4R2分29秒、TKOで敗北、元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏の持つ世界王座13連続防衛日本記録に37年ぶりに並ぶことができなかった。

山中は序盤から挑戦者にペースを握られ苦戦。

4Rにネリの連打を浴びたところで、セコンドの大和トレーナーが暴走して(!?)タオルを投入、2011年11月に獲得した同級王座から陥落した。

試合後、帝拳ジム本田明彦会長は「最悪のストップ。ビックリした。山中も納得していないだろう」と語り、暴走して(!?)タオルを投入した大和トレーナーに対し激怒。

敗けた山中も「効いたパンチも(挑戦者のネリには)なかった。期待してくれたファンに申し訳ない」と悔しさのあまり号泣しながらコメントした。

ボクシング 山中慎介選手

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099