200年以上の歴史を誇る石部屋(せきべや)の安倍川餅とからみ餅【連載:アキラの着目】

200年以上の歴史を誇る石部屋(せきべや)の安倍川餅とからみ餅【連載:アキラの着目】

3年前

安倍川餅といえば、つきたての温かい餅にきな粉をまぶして食べるのを皆イメージするかと。

家庭でも簡単にできることから、お店の安倍川餅を食べる人は、実はそんなに多くないと思われる。

しかし、やっぱり「餅は餅屋」ではないけれど、安倍川餅はプロが作ったものだと、さらに美味しいのだ。

そのプロというのが、静岡県葵区弥勒にある石部屋(せきべや)だ。

静岡県葵区にある安倍川餅とからみ餅の老舗・石部屋(せきべや)

この石部屋の創業は、文化元年(1804年)というから、もうこの地で約200年以上も営業していることになる。

歌川広重『東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景』に描かれている石部屋(左端)
歌川広重『東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景』に描かれている石部屋(左端)

歌川広重『東海道五十三次之内 府中 あへ川遠景』では、石部屋店内で餅をついている様子や、店先ですでに安倍川餅を足を組んで食べている男性などが細かく描写されている。

メニューはいたってシンプルで、きな粉にまぶされた餅とあんこでくるまれた餅がセットになった「安倍川餅」と、何もついていないまっさらの餅をわさびで食べる「からみ餅」の2種類があり、この2種類を注文すると別々の味を堪能できて良い。

コンビニのあんまんのようなこびりつく甘さがない石部屋のあんこは、あんこが苦手な筆者でも全然嫌悪感なく食べることができ、控えめで微かに主張する甘さであるがゆえに静岡のお茶と絶妙にマッチする。

また、わさび醤油で食べるからみ餅は、天然わさびの仄かな甘さも味わえて、チューブ入りわさびにどっぷり嵌っている現代人にとっては、新たな発見を提供すること間違いなしだ。

静岡市葵区・石部屋の安倍川餅とからみ餅

石部屋店内に掲げられた、来店した著名人のサイン
石部屋店内に掲げられた、来店した著名人のサイン

静岡に立ち寄った際には、静岡駅からそんなに遠くなく、タクシーでちょちょっと行ける距離なので、行ってみることをおすすめする。

■安倍川もち 石部屋(せきべや):静岡市葵区弥勒2丁目5-24

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

2017-12-17 4:45

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