2017年の全日本女子選手権2位、宮崎プロアマオープン優勝、JPBA(日本プロボウリング協会)創立50周年記念大会優勝、といった輝かしい成績を引っさげて、2018年のP★Leagueに参戦してきたのが、期待の新人で「奈良のワンダーガール」こと久保田彩花選手だ。
P★League初戦では、優勝経験のあるキムスルギプロと、2006年全日本女子選手権で300点(パーフェクト)を記録したことのある名和秋プロの、ベテラン勢2名を破って、2回戦に進出した。
5月6日にBS日テレで放送された2回戦では、ストライク合戦の末、岩見彩乃選手には負けてしまったものの、小林よしみ選手よりも良いスコアを叩き出し、次回出場権を得た。
華奢ではない体格の久保田彩花選手がボールを投げると、観ている側としては安心して観戦できる。
華奢な体格の女性選手の場合、ゲーム後半にボールの重さが響いてしまい、バテて集中力が途切れ、ストライクやスペアの取り損じがあるのではないか、とヒヤヒヤしてしまうのだが、久保田彩花選手の場合は、筆者からするとそれが全く感じないのだ。
また、久保田彩花選手の朗らかな笑顔が、周囲の観客に対してプラス効果をもたらしているのだろう、観客も気づいたら久保田彩花選手を応援しているような状況になっている。
周囲を味方に付けないよりは、付けた方が断然勝負には有利にはたらくだろうから、そうした天性の勝負強さを自然体で身につけてきた選手なんだと筆者は思った。
久保田彩花選手のP★Leagueにおける次回の出場は、来シーズンまで待たねばならないが、ぜひ覚えておいて損はない選手なので、まだ観たことがない人は、久保田彩花選手の名前を頭の隅にしっかりと入れておこう。
今後のP★Leagueで必ず”台風の目”になる選手の1人だ。
■久保田彩花選手 | P★League公式HP
http://www.p-league.jp/profile/kubota.html