高度経済成長期くらいまでの日本では、編み機というものが主婦の間で重宝がられていた。
既製服を買うのにはお金がかかるので、少しでも倹約し、家計を上手くやり繰りするために、世のお母さん達は、子供の服を自前で作っていたのだ。
なので、セーターも買うのではなく、自前で前述の編み機を使って編んでいた。
しかし、所得が増え、家計に余裕が出てくると、自前で編み機を使ってセーターやカーディガン等を編まなくても、デパートで買えばいいということになり、編み機は次第に廃れていく。
実際に大人が使っていた編み機がすでに廃れてしまったのだから、子供が使う玩具としての編み機なんて存在しないだろうと思いきや、実は平成30年の今でも存在しているのだから、筆者は驚いた。
その上、子供用玩具でありながら、実際に編めてしまうのが、タカラトミーが発売している『あむかわアミーナ』だ。
下記の紹介ページURLにアクセスすると、この『あむかわアミーナ』で編まれたポーチや巾着、マフラー、カーディガンらしき羽織る物が掲載されている。
子供用玩具とは思えぬ実用的な編み機であり、この『あむかわアミーナ』も大人が欲しがってしまう一品かもしれない。
■YouTube 【まとめ】あむかわアミーナあそびかた
ここまでくると、玩具というよりも立派な編み機だ。
かつて使用していた編み機を廃棄処分してしまい、自前で編まなくなったお母さん達も、この『あむかわアミーナ』を手に取れば、再び”編み物熱”が復活し、自前のセーターなどを編むのではないだろうか。
筆者は男なので、編み物には興味がないが、今どき珍しい製品なので、取り上げてみた。
■あむかわアミーナ|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/amukawaamina/