松島、天橋立と並んで日本三景に数えられ、平成8年(1996年)にはユネスコの世界文化遺産に登録された「安芸の宮島」こと厳島神社。
海面に建つ大規模な社殿と朱色の鳥居が特徴的な神社として知られている。
海水が差し引きするこの地を選んで厳島神社の御社殿を建立させたのは、推古天皇御即位の年(593年)であると伝えられており、その後、安芸守となった平清盛が仁安3年(1168年)に寝殿造の様式を取り入れた現在の海上御社殿に修造した。
室町時代には足利尊氏や義満、戦国時代には大内家、毛利家などからも崇拝され、厳島神社はいつの時代でも大事にされてきた由緒ある神社なのだ。
その厳島神社は昨年から修理が行われている。
令和2年11月25日現在では、「大鳥居の屋根葺替、塗装及び部分修理」が行われており、終了予定日は未定だ。
大鳥居以外では、「東廻廊及び客神社拝殿・祓殿の屋根葺替、塗装工事」や「廻廊修復工事」、「平舞台修復工事」が来年に予定されており、もちろん大鳥居工事も含めた全工事期間中でも参拝は可能だ。
■YouTUBE 嚴島神社大鳥居の工事状況についてご説明します☆宮島観光協会ch☆Miyajima Torii under Renovation
「なんだ、厳島神社は大鳥居がまだ工事しているのか…」と悲観する人がいるかもしれないが、よくよく考えてほしい。
むしろ今こそ、足場を組まれた大鳥居を観ることができるチャンスであり、滅多にないことなのだから、厳島神社を訪れるべきなのだ。
足場が組まれた厳島神社なんて、と嘆かれる人は以下の写真を観てほしい。
これはこれで絵になるではないか!
幸い、令和2年11月25日現在、広島県は「Go To トラベル」の除外対象地域にはなっていないから、この工事中の大鳥居を観たい人は行くべし!
■【10/23更新】大鳥居 修理工事について | 社団法人宮島観光協会|新着情報
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■国宝・世界遺産 嚴島神社 【公式サイト】
http://www.itsukushimajinja.jp/