日本には地域ごとに様々な多くの種類の漬物が存在し、その数だけ味も存在する。
当然、関東と関西では漬物の種類や味が異なるし、素材の野菜も異なる。
今回のニッポンニュースは、そうした千差万別の味がある漬物に焦点を当て、滋賀県大津市にある株式会社丸長食品の最新漬物工場を取り上げる。
関東だとなかなか食べることがない千枚漬や壬生菜漬、比叡しば漬、等を製造している、この最新漬物工場は工場見学もできる。
2階にある新工場見学スペースから1階工場の製造ラインを誰でも気軽に無料で見学できるのだ。
実際に機械が可動し、漬物が出来上がってゆく様子を目の当たりにできるので、見入ってしまうこと確実だ。
とりわけ、最新コンピュータ制御の100tプレス機で、キュウリ等の原料を厚さ1mmくらいになるまで絞り、水分を抜く様子をバッチリ望める。
こうした最新鋭マシンが、ここの工場のウリであるのは間違いないのだが、実はこれだけではない。
この株式会社丸長食品の最新漬物工場は、滋賀県が独自に創設した食品自主衛生管理認証制度(S-HACCP)のお墨付きをもらっているのだ。
この「S-HACCP」の手本となっているのが、NASAの宇宙食開発で生まれ、国連機関が推奨し、世界に広まった安全な食品を造るための高度な衛生管理手法「HACCP」だ。
近年、多発する食品事故で、多くの消費者は「食」への不安や不信感を常態的に持っており、そうした状況を踏まえ、株式会社丸長食品は自社製造の漬物等の食品が安全である証として「S-HACCP」の認証をもらうほど、衛生管理を徹底しているのだ。
ちなみに「S-HACCP」の「S」についての意味は以下のようなものだ。
安全食品の証があり、工場も包み隠さずに観られてもよいようにしている株式会社丸長食品の最新漬物工場。
観光スポットに飽きた人は、行くと良いかも。
【おつけもの 丸長 漬物工場 概要】
・建物面積:1F 653.08m2 2F 319.88m2 建て延べ 972.96m2
■工場見学|お漬物製造見学・無料|おつけもの 丸長
https://www.otsukemono.jp/kengku.html